BLOSSOM通信

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『脚』は語る

禅に「看脚下(かんきゃっか)」という言葉があります。「足下を見なさい」から転じて「履き物をそろえましょう」と標語的に使われています。 しかし、真意はもっと深いところにあります。脚下とは自分の足下。自分の足下を顧みるとは「我が身」や「我が心」を振り返れ、自分が今どういう立場にいるか、よく見極めて事に当たれと言うことです。中国は宋の時代、臨済宗中興の祖、五祖法演禅師(ごそほうえんぜんじ)が弟子の克勤(...

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マナーで伝える『心』

ビジネスマナーのインストラクターをして、10年ほどになります。年数は経過してもまだまだ知識を蓄え、時代の変化にも対応していくことが必要で、日々勉強中です。マナーの基本は『心』。これは千利休の時代よりはるか以前から変わらないのではないかと思っています。私は「マナーとは」を伝えるときは、「マナーはあなたの心を伝えます」と話しています。そこで本日は、マナーで伝わる『心』についてお話します。 フリー百科...

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上手なあいづちを打つ

先日、数ヶ月ぶりに会った友人と、あっという間に時間が過ぎ、『あ~、良く喋った!』と思う時間を過ごしました。(結局は、二時間くらいのものでした)彼女と話をしているとずっと話をしていても良いのだという気にさせられます。「えっ。それで?」「へぇ」「あら、大変だね」「よく分かる、わかる!」短い言葉ですが、彼女のひと言ひと言が心地よく、楽しい気分になるのです。ふと気付くと、彼女の声のトーン、大きさ、間がとて...

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“ひとりではない”と感るために

人の心にある悲しみや辛さは、その本人にしか分からないのかもしれない。たとえようの無い悲しみや苦しみを、口に出せず、ただ飲み込むしかないときもある。どうして分かってくれないのだろう、どうしたら分かってもらえるのだろう・・・いろいろ考えてみるけど、やっぱり人知れず飲み込んでしまうしかないと結論付ける。 『何かあったら助けてあげるよ』と言う言葉はどういう意味だろう?『良い時の幸せを一緒に楽しもうよ』『仕...

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『ほめる』

『北風と太陽』という童話をご存知でしょうか?オトコの外套を脱がせるために、冷たい風で外套を吹き飛ばそうとする北風と、暖かい日差しを注いで自然に外套を脱がせようとする太陽のお話しです。 私は、「人と接するときは、太陽のようになりたい」と思っています。皆さんはいかがでしょう?“叱って厳しく教える”より“ほめて笑顔にして理解させる”という感じでしょうか。『ほめる』大切さと効果は、『相手が優秀か否かは関係...

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