2008年 7月

blossom

『脚』は語る

禅に「看脚下(かんきゃっか)」という言葉があります。「足下を見なさい」から転じて「履き物をそろえましょう」と標語的に使われています。 しかし、真意はもっと深いところにあります。脚下とは自分の足下。自分の足下を顧みるとは「我が身」や「我が心」を振り返れ、自分が今どういう立場にいるか、よく見極めて事に当たれと言うことです。中国は宋の時代、臨済宗中興の祖、五祖法演禅師(ごそほうえんぜんじ)が弟子の克勤(...

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