井島先生のおシゴト日記+α

職種に関係なく「コミュニケーション能力」は必須

ご依頼いただく仕事の一つに職業訓練の中で「コミュニケーション」を教える授業があります。
それに加えて「面接時のマナー」も承っているので、面接時の受け答えも合わせて伝えたいと考えています。

私がかかわっている職業訓練は簿記の資格を取得することが大きな目的になっています。
日商簿記2級の勉強の様子を伺うと、簡単ではなさそうです。
職業訓練性のキャリアコンサルティングも行っていますが、
「資格を活かして安定した仕事につきたい」と考えている人が多いです。
自分の知識を活かして仕事をすることは、自信でもあり、やりがいにもなるでしょう。

ただ、資格さえあれば・・・ということにはなりません。
社会人・職業人として合格ラインに達していて、かつ、資格という知識があることが望ましいことです。

社会人・職業人としての合格ライン。
例えば、
時間管理ができる
健康管理ができる
指示された仕事を時間内に終わらせる努力と工夫ができる
チームワークが取れる
ビジネスマナーをわきまえている
・・・・・
まだまだあると思いますが、
最も重要で必要不可欠な能力が「コミュニケーション能力」だと私は考えています。

小さいことから言えば、
挨拶ができる
返事ができる
人の話を理解できる
自分の伝えたいことを言える
人間関係が作れる
・・・・・
誰でもができることのようにも思えますが、実はそうとも言えません。

コミュニケーションは学び、訓練を要します。

ですが、
約半年の職業訓練の中のたったの12時間がコミュニケーションの授業時間です。
しかも、受ける側の方たちには、必要ない、というようなリアクションが来ます。

つらいですねぇ・・・
何とか興味や関心をもってもらえるように切り口を変えたりと工夫はしますが・・・
中堅、というような年代の人を相手に、・・・そう考えると、なんとも腑に落ちないものがあります。

短気を起こして、この依頼はお断りをする、という選択もあります。
そして私は、
「最も重要で必要不可欠な能力が「コミュニケーション能力」だ!」と考えています。
また依頼を受けることがあれば、自分の想いを伝え続けていくのも選択だと思っています。

時代がどんなに変わっても、逆に「コミュニケーション能力」は益々重要になるはず。

伝え続けなくては、と思っている昨今です。