井島先生のおシゴト日記+α

“教わる姿勢”も大切に!

11月の中旬からつい先日までは、札幌市の後期のジョブスタートプログラムで、いつものように授業を持っていました。
 
後期のプログラムも3社で実施しているということですから、
現在札幌市で焼く150名の未就労の若者たちが、就職することを目標にしたスキルアップに励んでいる事になります。
 
私の担当は、キャリアプランやビジネスマナー、コミュニケーションを含めた社会人基礎力の向上に向けた授業です。
 
ついつい、自分の子供のような年齢の“生徒”を目の前にすると、『精神訓話』的なことを話してしまいます。
相手にとっては“ウザイ”のかもしれません。
 
でも、私が教える全ての事は、『マインド』がないと、知識を行動に落とし込めない分野だと考えています。
心の成長無しには、豊富な知識も宝の持ち腐れになってしまいます。
 
近年『教える』側の姿勢やスキルも問われ、コーチング的な手法も大流行です。
教える側は、ビジネス上は、それも“仕事”である事が多く、仕事を遂行する義務もあるので、一生懸命指導している姿をよく見ます。
 
競泳日本代表ヘッドコーチの平井伯昌さんも
「“教える”事は自分の仕事でもある。そのとき、仕事の範疇で教える相手と、それ以上で教えたくなる相手がいる」という、話をなさっていた事があります。
 
“教えたくなる相手”は“教わり上手”だといいます。
 
やる気が伝わってきたり、真剣さがあったり。それらの前向きな『教わりたい!』という気持ちが、しっかり伝わってくる、話し方や態度や姿勢があるのです。
 
ビジネスマナー的に、話し方や態度や心構えは教える事はできますが、
それでも、相手に伝わるかどうかは、本当に本人のマインド・気持ち次第です。
 
今、頑張っている多くの若者に、
『教わり上手になるんだよ!』と伝えたいし、また伝えてきました。
そのために、心をオトナに成長させていきましょう。
 
相手を思いやり、敬い、感謝する事ができるでしょうか?
出来ます、出来ます!
 
昨日までの自分の歴史をフィードバックし、今日という日を大切に過ごそうとすれば、たくさんのことが見えてきて、それらの事に感情を持つ事が出来るはず。
是非、心を成長させて、教わり上手になって欲しいですね。
 
人は心(マインド)ありき・・・私の授業の哲学です。
2010.12.6