井島先生のおシゴト日記+α

会話や行動から相手の思考を知る~LABプロファイリング~

中部の企業で構成される勉強会を主催している団体で、研修を依頼されました。


ご自分たちの職務における課題、問題意識もしっかり持っていて、学習意欲もすごいと、打ち合わせの時点から感じていました。
さすが、中部という土地柄でしょうか。

今回は『巻き込み力』というキーワードで二日間勉強する中の、一部ですが、
私は、会話や行動から、相手の思考やモチベーションの方向性を分析・把握する言語の使い方について話しました。
NLPのトレーナーなので、その知識と技術を伝えました。

会話と行動を分析するだけなのですが、そのシンプルなことがなかなか難しいのです。
「会話・言葉」に着目したいのですが、
実は、言語以上に非言語に影響され、判断をしてしまうのが私たちです。

相手の性格、雰囲気、表情や服装、そして自分の好み。
そのような非言語が先に気になってしまい、フィルターを創り、
そのフィルターありきで「会話・言葉」を聞いて受け止めてしまいます。
雰囲気で言葉の意味を決めている、というと良いでしょうか。

例えば
とてもパワフルで明るく、体格も良い人が、
目を合わせながら大きな声で
「失敗しないように頑張りますので、よろしくお願いします!!」
というのと、
少々大人しそうな、細身で小柄な人が、
うつむき気味で小さな声で
「良い評価・結果に繋がるように頑張りますので、よろしくお願いします」
と言ったとします。

私たちは雰囲気で前者の方が“ヤル気”が有りそうだと判断することがあります。

実際は【言葉の力】を考えると、後者が“ヤル気”があり、創意工夫をしながら仕事をしていくタイプなのです。

「会話・ことば」に着目をして質問を投げかけ回答を得、そして相手の思考や信念・モチベーションを判断していくむずかしさと重要さを、ワークも通すことで理解して頂けたかと思います。

早朝現地出発後、千歳について移動をしてすぐの研修ということで、お疲れまでした。