井島先生のおシゴト日記+α

ブロッサム「二年目社員研修」

私は二年目の社員教育が必要だと考えている。
入社したての新人研修も大事ではあるが、
「育成」「定着」「戦力」という視点で考えたとき、
二年目の教育は不可欠だ。

なぜなら、入社時期以上に二年目に差し掛かる時期のほうが
不安が高まるからである。

社会人2年目にもなると、基本的な業務は一通り出来るようになり、
なんとなく仕事の要領も掴めてくる頃ではある。

1人でもそこそこの仕事をこなせるようになり、
社会人になって初めての後輩に対して何かを教える機会もあり、
会社の実情も分かってくる頃だ。

今まで言われるがままに無我夢中でやってきた仕事に対し、
あるいみ少し心に余裕も生まれてくる頃ともいえる。

ところが、そんな心の余裕からか、入社2年めは、

「仕事、辞めたいな・・・」

そう思うことが増える時期でもある。

多少、責任が出てくる仕事も行うことになり、
仕事のストレスを感じることも増えて、仕事が辛い・・・と思う時期だ。

だからこそ、そうなる前にきちんとフォローしておくことが不可欠だ。

決して順調には育たない。
育てなくては、育たないと考えてほしい。

「自分で考え工夫できる仕事のマネジメント」を教えなくてはならない。

そんな思いで、
今回「二年目社員研修を」企画・実施することにした。

第1回目は2社10名弱の参加者のもと実施。

参加者の感想は
・自分なりに考えるだけではなく、どのようなことを求められているのかを聞くということの大切さを学んだ。
・どうしたら仕事がスムーズにできるのかが分かった。報告・連絡・相談が大切だと改めて認識できた。
・仕事の優先順位として、相手を考えるということが大切だということが参考になった。
 今までは自分のことで精いっぱいでしたが、相手のいる仕事が多いので、人から信頼される人になりたいと考えました。
・決められた時間で何を行うべきなのかを今回教わったことを生かして自分で考えられるようにしていけたらいいと思いました。

早期離職を防止するためだけではなく、
真剣に自社の戦力を守るためにも、「教育」をおすすめしたい。