井島先生のおシゴト日記+α

女性リーダーを育てる!~「ビジネスTA」を活用しています~

「若手の女性の人材を伸ばす」という仕事を、1年の期間を頂きスタートしています。
こちらのA企業さまは、もともと人材育成に非常に熱心な企業です。

今年度、更に企業と人材の充実を図り、
新たに女性社員にポジションと役割を付与しながら、育成をしていらっしゃいます。

今季、私が担当するのは、
現場で仕事をするスタッフを教育・監督するプレイングマネージャ―さんたち。
20代から40代の女性です。

接遇マナーやホスピタリティの理解を深め、リーダーシップをいかに発揮していくか。
それぞれのスキルも学んでもらいますが、
もう一つ提案したのが「TA(交流分析)心理学」の習得です。

年度3回目の研修から「TA心理学」をスタートしました。

自分の現状を自分なりに分析。
周囲からのフィードバックを交え、自己概念を変えていきます。
そしてTA分析をした結果を踏まえ、検証します。

リーダー的立場になり、一番引っかかるところは、
「自分はこんなに頑張ってやっているのに、どうして周囲はわかってくれないのだろう?」
「自分の言っていることを、どうして相手は分かろうとしないのだろう?」等々、
こちらの期待通りにならない事への不安・苛立ち・落ち込みではないでしょうか。
そして、
「どういう立場でいることがいいのだろう?周囲に合わせているうちに、自分は何なんだろうと、不安になってきた・・・」
という感じでしょうか。

自分という基本になるものをしっかり把握して信じていなければ、ブレブレです。

自分を信じて、理解していれば、自分をコントロールすることができます。
目の前の相手を把握し、相手に自分を合わせて、コントロールができるのです。

初回の勉強では、
「自分のコミュニケーション力の分析」をし、不足している部分とそのマイナス部分を理解し、
コミュニケーション力アップの目標値を設定します。

そのあと、「エゴグラムからの性格把握」をし、
コミュニケーションの癖と自身の性格の重なるところをチェックします。
自分の性格がわかれば、より、変化がしやすくなります。

自分のことは一番わかっているようで、実は一番わかっていない事でもあります。
すべて言訳なしのテストを使っていくので、
自分にとって都合のよいことも悪いことも、素直に受け止めてもらいます。
耳の痛いこともすくなくありません。
が、自分に気付くことで、楽になることも多いのです。

1回2時間の勉強会のため、多くのことを集中してはできない不便さはありますが、
その分、次の自分発見に向けての有意義なインターバルになりそうです。

メンバーの目がキラキラ輝いてきたのですが、本日はここまで。

気が付いたことを、すぐに少しずつでもいいので実践・実行が宿題です。

TAは本当に分かりやすく、うけいれやすい優れた心理学です。

多くの企業様の人材育成、リーダー養成に役立てたいと考えています。