苫小牧市主催の「新入社員フォロー研修」を担当させていただきました。
いつの時代も、入社して1年は不安や疑問が付きまとうものです。
この研修は、そんな新入社員の不安や課題を受け止め解消することで、企業の課題の一つでもある、早期離職の抑制にもつなげようという狙いがあります。
今年4月から仕事をスタートさせている30余名のフレッシュマンが集合。
同級生、クラスメイトいう参加者もいて、互いの励みにもなったのではないでしょうか。
メインのテーマは
『組織の一員としてのビジネスマナーや仕事の進め方を振り返る』ということです。
新人研修のビジネスマナーから一歩、二歩進めて、自分と会社やかかわる人との関係を考えることをさせます。
4時間という短時間の研修ですが、
その中で、グループでミーティングをし、「課題発見⇒課題解決⇒プレゼン」というチームワークも実践してもらいます。
さとり世代と呼ばれる若者たちなので、
何をさせても、そこそこ美しくまとめた結論にはなるのですが、
絵に描いた餅では、真の解決になりません。
実際には、もっともっと具体的に、論理的に自分の意見になるように考えることをしてほしいと、伝えました。
まあ、これは若い世代のビジネスパーソンだけではなく、全てのビジネスパーソンに言えることではありますが・・・。
「朝、4時前に起きて5時前には出勤しなきゃならないんだぁ。きついなあ」
と同級生に愚痴っぽく言っていた若者。
上司や先輩に愚痴った顔で何も言わなければ「気合入れろ!仕事だぞ!」と言われるかもしれませんが、
「朝4時に頑張って起きてます。きついけど、慣れるように頑張ってるんです、おはようございます!」
と少~~し本音を言ってみたらどうでしょう。
ちゃんと自分の気持ちを言葉にしたら
「そうだよなあ、大変なしごとかもしれないな。それわかって頑張ってるなら、お前成長したんだぞ!」
そんな言葉が返ってくるのではないでしょうか。
ビジネスマナーや仕事の進め方(タイムマネジメント)等の様々な角度から、
「自分が変わらなければ、自分から動かなければ、何も変わらない、始まらない」ことを理解させたかったです。
最後は真剣に前を向き、うなづく回数も増えていった彼ら。
今日はどんな仕事をしてくれているでしょう。