新年度が始まり、あっという間にもう2週間です。
4月1日に入社したフレッシュマンはそろそろ職場環境にも慣れてきた頃でしょう。
さて、私どもBLOSSOMは新入社員研修を大きな軸にしています。
今年度は10社、受講生約220名の“初めの一歩”の踏み出しに関わらせていただく事ができました。
今年度は『早期に社会人意識と自覚を持たせる』ことを目標に、研修をしてきました。
ある日の研修は60名以上の工業系の学校を卒業した男性社員が受講生でした。
そこで、この日の研修ではカリキュラムの一つ「社会人としての心構え」をプロ野球にたとえて考えてもらいました。
野球のチームは、 ・優勝(勝つ事)を目標に ・日々練習を重ね、 ・ユニフォームを着ることでチームの誇りを持ち ・自分のポジションは責任を持って ・しかしワンマンプレーにならないようチームワークを考える ことが必要です。 そこには ・監督が全体に指令を出し、 ・それぞれの分野に特化したコーチが指示をする。 ・試合には審判がジャッジをし、 ・観客が個々の“好き嫌い”という感情も加えながら試合を観戦する。 |
そんな光景から、自分たちの仕事の状況につなげて、『プロ』の意識を把握していきます。
入社2週間目の受講生に「自分が社会人だと思っている人は?」と訊くと、研修開始直後は3分の1程度しか手は上がりませんでしたが、終了間際には全員の手があがりました。
経済や雇用の状況が安定しない昨今です。
『社会人』という意識と意欲を早く自覚し、仕事についていかないと雇用主も社員も不幸でしょう。
離職率を押えて、人材を育てていかなくてはなりません。
相手の勝手にさせてはいけないし、教育をおざなりにしてダメです。そして、意識・意欲を持たせるという根底の力を強いものにしていく事が必要でしょう。
そろそろ本格的に仕事が始まっていきます。
弱々しく危なげな新芽が、力強く大きく育つ過程を、いい栄養素を与えながら見守りたいですね。
2010.4.17