BLOSSOM通信

2020 春 フレッシュマンに向けて

桜咲く4月、通常は真新しいスーツに身を包んだたくさんのフレッシュマンを見かける頃です。
2020年の春は様子が違います。


私の仕事にもコロナウイルスの拡大による影響が3月ころから出始めていました。

まず札幌市は20名以上が集まる研修については中止と決めました。
3月に予定されていた札幌市商工会議所主催の2件の集合研修は中止でした。
2020年度の入社予定者が対象の研修でした。
多くの企業と参加を希望されていた方がいたので、残念でした。

4月も50名以上が集まる予定だった某グループ会社の新入社員研修が中止。
大手企業は東京本社での入社式や合同研修は中止したところがほとんどのようでした。

このように2020年度は、フレッシュマンの皆さんにとっても出ばなをくじくような春になってしまいました。
WEBで入社式を終え、または入社式そのものが中止となり、入ってすぐ在宅勤務という方も多いでしょう。

新社会人になると、正直わからないことだらけだと思います。
自分の常識が通じなかったり、できていたことが評価されず、考えていたことがガラガラと音をたてて崩れていくような気もするかもしれません。

特に、企業側も従業員側も予測のできない初めての状況下で、ストレスも膨らんでしまいそうですね。

この時期新入社員の皆さんはどう過ごしていますか?
初心に帰る良い好機ととらえてみませんか。
こんな時だからこそわからないことはわからないと口にしてもよいのだと思います。
例年より短い時間で仕事を教わり習得しなければならないかもしれません。
例年より簡単にしか仕事を教えてもらえないかもしれません。
だから、知ったかぶりをせず、わからないことは聞き、叱られるのも有りです。
それが初心者であり新入社員の特権だからです。

アメリカの心理学者メグ・ジェイ氏は
「人生を決定づける出来事の8割は35歳までに起きている」と唱えています。
仕事はもちろん、恋愛も人との出会いも、印象に残る失敗も、忘れられない助言も、振り返ればそのあたりに集中しています。

2020年度は4社60余名のフレッシュマンの皆さんの研修ができました。

キラキラとした目をして、前向きな言葉を使い、自分の目標をしっかり持とうとしている意欲は、いつも一緒のような気がします。
大きく羽ばたく時期、いつもと違うこともあるけれど、萎えずにファイト!!です。