BLOSSOM通信

私が勉強している『インナーチャイルド』のこと

とてもプライベートなことなのでが・・・

実は私は、純烈のファンクラブにも入っている、オバサンファンです(笑)
何気なく行ったライブがとても楽しくて、すぐにはまってしまい、札幌のみならず、コンサートに行っているくらいです。
今、変な形で名前が知れ渡っていますが、あの、渦中の人物の笑顔が、確かに私も忘れられません。
表面的には・・・メンバーも言っていましたが、ステージの上では、とても“いい人”“明るい人”なのだと思います。
そして、本当に輝いていて、素敵でした!!

今回は、芸能界を引退しなければならないほどの事件ですから、可愛そうとか、残念とか、そのようなことばは逆に不謹慎なのかもしれません。

ですが、自分と向き合う心理学をやってきていると、何とも言えない、悲しい気の毒に思えてしまう感情が湧いてしまいます。
人が皆持っている、歪み。
その歪みを軽んじていた、というか、どうにも自分ではできなかった、あるいは、向き合うことをしなかった結末でしょう。

人は、自分の安心できる居場所をいつも求めています。
生まれてすぐに手に入れる人もいれば、成人を過ぎても、また家庭を持っても、自分の居場所を見つけられない人がいるのです。
安心できる居場所は、
「愛されている」
「認められている」
「大切にされている」等々と、その人が感じていられる場所のことです。

幼い頃に、この感覚に疑問を持つと、その子はずっとずっと不安で
「愛されていないのかも」
「認められていないのかも」
「大切にされていないのかも」とその答えを探し始めます。
答えが見つけられないと、
「きっと誰からも愛されないんだ、嫌われてしまうんだ」
「周囲は自分を認めることは無いんだ、否定しかされないんだ」
「自分のことなんて、皆どうでもいいと思っているんだ。」とあきらめも出てくるかもしれません。

そして、答え探しに疲れてくると、
「本物じゃなくてもいい。偽物でもいい。その時に気持ちが紛れればいい・・・」
という思いで
「愛が欲しい」
「認めて欲しい」
「たいせつにされたい」
と、ある意味むちゃくちゃな方法だとわかっていても、
自分の居場所を感じようと必死になるのです。

今回の事件の様に、『ここまでやっても、こいつは自分を許してくれる、愛してくれる』と思い込みたくて、DVを繰り返し、お金をだまし取り、それでも、相手が自分を受入れてくれていると、それが最高の愛の証だと思いたい、のです。

馬鹿だけど、キチガイだけど、そうしてしまう自分を抑えられに程、悲しくて傷つきまくっている、哀れな寂しい自分が、心の奥に居たのです。

きっと本人はわかっていたはず。
『どうして、こんなことをしてしまうんだろう』
『どうして、どんなことをしても、気持ちが満たされないんだろう』
『そうして、素直に、自分の気持を表現できないのだろう』
そして
『どうして、こんなに生きづらさを感じて生きなきゃならないんだろう・・・』と。

歪みの無い人はいません。
その歪みの大小はあるでしょう。
そして、その歪みを自分でわかっているかどうか、その歪みと向きあることが出来ているかどうかで、人の心と生き方は変わります。

幼いころの「どうして私は愛されないの?もって愛してほしいのに・・・」という寂しくてつらい気持ちは、どこかにあるのです。
物事を理性的に考えられなかった幼い子供は、自分の感覚のままに、傷ついてしまうことがあるのです。
幼いころの未完了の感情、それがインナーチャイルドと言います。

『どうして、こんなことをしてしまうんだろう』
『どうして、どんなことをしても、気持ちが満たされないんだろう』
『そうして、素直に、自分の気持を表現できないのだろう』
そして
『どうして、こんなに生きづらさを感じて生きなきゃならないんだろう・・・』

日常フッとしたときに何か頭を持ち上げるあの気分が、インナーチャイルドなのです。

ほっておくと、自分ばかりではなく、周りの大切な人まで、傷つけてしまいます。
まずは、自分の【幼いころからの未完了の感情】を感じ、向き合うことが、たった一つの解決法と言われています。

インナーチャイルド。
あなたの未完了の感情は何でしょう?