BLOSSOM通信

“目標をもつ!”『ジョブチャレンジプログラム』を担当して

本日から札幌市の若年層就業促進事業『ジョブチャレンジプログラム』が始まり、ヒューマンアカデミーの講師として、若い人たちと楽しく時間を過ごしています。
今日は、プログラムの初めの『目標到達確認セミナー』を担当しました。
 
いつも研修の前に伝えることがあります。
まず、『このプログラム(セミナー)に“なにかいいことを与えてもらえる!!”と期待してはいけない』事の説明をします。
 
私たち講師は、“なにかいいことを与える”事を前提に、様々な知識や技術を教えていくのですが、そんな手法には、受ける側の姿勢が有って初めて成果が出ます。
受身で与えられているだけでは、どんな素晴らしいプルグラムでも、つまらないものになってしまいます。
 
手法×姿勢→成果
 
大切なのは、“なにかいいことを与えてもらえる!!”と受動的にいるのではなく、
“自分にとって良いことを創ろう!”といかに考え一歩前に踏み出す勇気を持つかです!!
 
そのためには、目標が必要です。
 
いくら素晴らしいアスリートも、ゴール(到達地点)と目標タイム(期限)が解らないと力の出し方さえ考える事ができません。
 
目標は、私たちの「意識」を明確にしたものです。
無意識を意識に、また意識している事をさらに明確に意識する事で、目標が設定できるのです。
 
そしてさらに大切なのは、その『目標到達』を肌で感じることです。
 
絵に描いた餅ではなく、今流行の3Dにするのです。ワクワク・ドキドキ・キラキラと感じる自分を想像します。
 
ほら、トレンドの洋服を買うときの気分です。「こんなトレンドの服を着た私が颯爽と街を歩くと、かっこいいよなあ!そうだ、デートに着てこう!なんだかワクワクしちゃう!!」です。
大好きなアーティストのコンサートに行くときの気分です。「ああ、楽しみ!ホンモノの〇〇を目の前で見て音楽が聴けるんだ!!大いに盛り上がるぞ!!!」です。
 
そんな時、私たちは“快(目標到達)”のイメージでいっぱいです。
“快(目標到達)”のイメージを意識しているのです。
 
だからこそ、想像通りに、いえ想像以上に楽しめたり、盛り上がれたり、わくわくできるのです。
 
このジョブチャレンジプログラムは、札幌市若年層就業促進事業として数年来取組んでいるものです。
ちょっと『就業』に後ろ向きになりそうな若者や、『就活』が上手くいっていない若者たちの就職力の養成を目的にしています。
自称「コミュニケーションが苦手で・・・」という若者も多いのが現状です。
 
途中、一人一人に対するカウンセリングもあり、私は本当に全員を強力にサポートしたいと思います。
 
プログラムは今日から8月10日までのほんの1ヶ月です。
 
『目標を決めてやってみると、思っていた以上に前進しやすいもんだ。へえ、目標に到達するって本当に楽しい!!』と実感できるセミナーに、というより人間関係にしていきたいと思います。
 
早速、先日カウンセリングした就職活動中の男子学生が
「来週から、自信を持って、就職面接をしていきます。先日はアドバイスありがとうございます」と声をかけてくれました。
 
私は、とても誠実そうな彼に、「面接では、自分の言葉で、“この会社で働いたら自分はこんなことをやりたい”とか“この会社でこの仕事をしたら、ワクワクしながら働くんです”とか言って良いんだよ」とアドバイスしました。
 
私の言う事や考えがベストではないかもしれませんが、
人は豊かに幸せになるために生きています。
例えば、就職面接で、評価されて小さくなるために生きているのではないと思っています。
 
夢や目標は逃げはしないのです。
その夢から逃げているのは自分だということに気付いて欲しいと思いました。
 
でも今日の彼の目は、まっすぐ前を見ていてかっこよかったですよ!
 
ちょっとした“勇気”に気付いてもらえるよう、私は仕事を・・・仕事を通じての人間関係を築いていきたいといつも考えています。
 
2010.7.5