BLOSSOM通信

井島流自己分析ノススメ

キャリアカウンセラーでもある私は、セミナーの中で、『自己分析』をテーマにすることがしばしばあります。
また現在、心理カウンセラーとして実践心理学の勉強を深めていく中、『自分を知る』事について考えてみました。
 
・・・という事で、実は昨日、インターネットで某サイトの『今の自分の心の状態を知る』的なテストを受けて、診断してもらいました。
 
診断結果は、自分の考えていた自分とは、若干相違がありました。
その一つに、私の大きな特徴として『非強調的』と『抑圧』がありました。
 
この二つは理屈ではない反応として、出てしまう部分だそうです。
 
解説を聴くと、「幼少期から青年期に掛けて、原因となるような体験をしている。それが貴方にとっては、かなり大きなものだった」といわれると、マインドコントロールではないでしょうが、確かに思い当たる節が無きにしも非ず・・・というところです。
 
ですが、過去を振返り、ふんふんとうなずく事が『自分を知る』事だろうか?です。
 
仕事柄もあり、自分としては【協調的】に考え活動し、日々の自分は【自由奔放で幸福】感を持って生きているつもりです。
 
「占いとは違いますから・・・」との説明がありましたが、占いで言われた事があったような気がしてしまうのも事実です。
 
『自己分析』は、将来に向けて自分のあり方を考えるということが、一番の目的です。
 
自分を知ろうが知るまいが、将来のすべき事に向かって知恵を出し考え抜く事が、必要なときがあります。
 
自分のトラウマ的な過去の体験は、確かに乗り越えていくと良いのでしょうが、それも含めて、プラスに向けた考えを持ち、自分の体験や経験上の知識・技術をいかに実行していくか・・・それが自己分析の効果だと考えています。
 
いろいろなテストは、客観的に自身を見つめ分析するツールとしては論理的で且つ有効です。
 
また、主観的に自分の「出来る事・したい事・しなければならない事(能力・価値観・環境)」を見つめることは、考え抜く楽しさがあります。
 
どこか一点に視点を置くのではなく、たくさんの視点をもち、方向性を考え、自分が自分を育てていくためにあるのが『自己分析』でしょう。
 
よく、過去を変える事は困難な事だと言います。
 
私の学んでいる実践心理学(NLP)では、過去の事実を別な方向から見ることで、コントロールしていきます。
事実・結果を変えるというより、その結果に到るプロセスを変える(コントロールする)事で、感情の持ち方もコントロールしていく方法を取ります。
そうすると、結果を受け取る気持ちに変化が生まれます。悲しみや辛さをコントロールする事が出来ます。
 
多面的に、自分を知ることは重要です。その知りえた自分を自己分析するときは、知恵を駆使して可能性や夢・目標を実現化することを頭に置いて、分析してみてください。
 
たくさんの気付きが生まれる事でしょう。
 
“井島流自己分析ノススメ”でした。
2010.8.3