BLOSSOM通信

茶の湯体験

ブロッサムの講師協会には、茶道の先生がいらっしゃいます。
“凛とした”というイメージの女性で、その講師は「初めての茶の湯体験」というセミナーをノボテル札幌で開催しています。
 
先日、私、そのセミナーに参加してきました。
 
私が教えるビジネスマナーや接遇のマナーには、おもてなしの心が必要です。
よく千利休の七則を『おもてなしの心』として、触れる事があります。
 
茶は服のよきように点て 炭は湯の沸くように置き 冬は暖かく夏は涼しく 花は野にあるように入れ 刻限は早めに 降らずとも雨具の用意  相客にこころせよ
 
とあります。
 
私はビジネスマナーも接遇のマナーも日本人の伝統の上の心ありきと考えているので、茶の湯も興味だけは人一倍です。(恥ずかしい話し、お作法はまったくの無知です)
 
今回は、色々な作法やしきたりに、それぞれ意味と人に対する気配り(七則)が込められ、たいへんすばらしいものだと感銘を受けました。
そして、和服の先生たちのおてまえを頂戴している、この静寂の中の心地よさが体中に浸透してくるように思えました。
 
利休の茶道の心得は四規七則といい、
四規は「和敬清寂」の精神で、
 
和:互いに仲良く
敬:互いに敬い
清:見た目だけでなく心の清らかな事
寂:どんなときも動じない心の事
 
といいますが、ほんの僅かな時間ですが、何となく肌で感じられたような気がします。
 
作法もマナーも、本当にその内容や精神が、無意識で振舞えるようになったときは、人は強くしなやかに成長が出来ているのだろうと思います。
 
写真は、ご一緒した皆さんです。
2010.8.14