BLOSSOM通信

“明確な目標”を見失わず“必死になって頑張る”時期を大切に

スポ根ドラマではないのですが、
私は社員に「額に汗して働くこと!」と言い続けています。
人には、必死になって頑張ることが必要な時期があるのです。
 
弊社の社員は、現在少々、壁に阻まれ悩んでいるようです。
私自身も、他人事ではなく、しょっちゅう壁が押し寄せてきます。
そう、そんなときは、なかなか他人の言葉を受け入れる余裕はありません。
そのときは、意識して、自分自身ときっちりコミュニケーションをとってください。
 
仕事や生活に、ちょっとお悩みの皆さんにも、私の経験と考えでアドバイスを。
 
「何ごとも納得しないと働けない、行動できない」と言う人がいます。
上司の指示に対しても、「なぜそれを自分がやる必要があるのか」と反発する人もいます。
「先が具体的に見えないと、また明確で具体的な策が無いとやる気が起きない」と言う人がいます。
 
確かに、問題意識や課題を持って物事にとりくみ、ゴールに至る経緯が明確且つ具体的であれば、納得したうえで取り組めて、やる気も出るのかもしれません。
 
でも、必死に頑張る経験をしなければ、本当に辛い時期を乗り越えることが出来なくなります。
一度、大変なことを乗り越えた経験をインプットしておかなければ、どこかで大変なことにぶち当たったら・・・・逃げる、あきらめるしか手立てはないでしょう。
 
良いことも大変で辛いことも、おそらく均等な量で、私たちの人生に顔を出すのでしょうが、どうにも、辛く大変な時期が長く、重く感じるのは私一人ではないはずです。
 
そんな時、思考回路も正常には動いてくれないものです。
そしてそこには、落ち込んだ感情の波も押し寄せてくるのです。
 
でも一度、乗り越えた経験があれば・・・『きっと今回も大丈夫、乗り越えられる!』と自分に言い聞かせることが出来るように思えます。
 
自分を成功に導くあらゆる資源は、皆自分の中に持っているといいます。
何も考えずに必死に頑張ってみることで、早く、資源として何を持っているのか気付いたものがその力を信じ、強くなれます。
 
そして強くなるためには、自分自身としっかり対話をして“明確な目標”を持つことが不可欠です。
明確な目標は、スタートは脳裏を占めていることでいいのです。
ちゃんと対話をして明確にしていきましょう。
 
例えば、「お金を稼ぎたい!」。立派な目標です。
 
では「お金を稼いだら、その報酬で何が出来るでしょう?」
「家を買える」かもしれません。家があったら何が出来るでしょう?
「家族が皆で楽しく住める」かもしれません。それから何が手に入るでしょう?
「落ち着いて仕事に取り組める」かもしれません。それから?
「良い仕事をして世の中の人のために力を発揮できる」かもしれません。それから?
「世の中の人が喜んでくれて,みんなの笑顔が見える」かもしれません。
 
自分と対話をすると、「お金を稼ぎたい」と云う目標の明確な意味が明らかになりますね。
そう、家族の幸せや世の中の人の笑顔のために、この目標はあるのかもしれません。
 
この自己対話を通しての明確な目標は、ぶれない『信念』につながっていくはずです。
 
真の目的を見失ってしまうと、
例えば何のための仕事なのかと云う根っこの部分が抜けて、人生を振返った時に後悔が残ってしまうかも、
例えば誰のための人生なのかと云う根っこの部分が抜けて、人生を振返った時、後悔ではすまないかもしれません。
 
今、進む方向とゴールを見据える。前進するという決断が第一です。
必死にゴールに向かって進むとき、色々な知恵が生まれます。
知恵は一つではなく、自分の信念の強さ分だけ生まれてくると思っています。
 
私の信頼のおける大切な社員も、今、自己対話をし決断力を養っているのかもしれません。