BLOSSOM通信

初春の気づき・・・

あけましておめでとうございます。
2013年が幕を明けました。
 
さて、私の“初春の気づき”です・・・。
 
安岡正篤(昭和歴代の主相の指南役を務めた人物)が良く語った言葉に、「知識・見識・胆識」というものがあるそうです。
 
実はボーっと見ていたテレビ番組で、たまたま四柱推命の細木和子さんが
「お正月なので、良い言葉のお年玉を・・・」
という感じで話していて、思わず『う~んそうだよなあ』と思って耳を傾け、調べてみました。
 
『知識』とは、理解と記憶力の問題で、私たちの身の周りから、たとえば本を読んだり、人の話をきいて得られる学び。
 
『見識』は現実の複雑な事態に直面した時に、いかに判断するかという判断力の問題。我々の知識がその人格や体験、直観を通して見識になるといいます。
 
『胆識』は肝っ玉を伴った実践的判断力。
困難な現実の事態にぶつかった場合、あらゆる抵抗を排除して断固として自分の所信を実践に移していく力をいうのだそうです。
【※「安岡正篤一日一事」から引用】
 
辞書等で調べてみても、『胆識』単独でその意味を知るのは難しかったです。
そこで、私は漢字の意味や成り立ちが好きなので、
『肝』は肝が据わる、と使われるように、『ずっしりとした勇気や決断力、肝っ玉』
『識』の意味は『物事の是非・善悪の見分け方。判別のしかた。又それを司る心の能力』です。
 
なるほど、知識を見識にしていくと、肝も据わり的確な判断ができて行くということでしょう。
 
それでは、
自分の決めた明日に向かって、力強く足跡を残していきましょう。
力強い足跡は、軌跡になります。そして奇跡にもなります。
 
辛いことも嫌なことも不幸に感じる事も軌跡になってしまえば、嬉しくて幸せだったことと見分けがつかないほどだと思いませんか。
 
決めるだけなら清水の舞台から飛び降りればいいのかもしれない。
判断と決断、物事をジャッジするのは、昨日今日身についた勘だけではできません。
困難な現実の事態にぶつかった場合、あらゆる抵抗を排除して断固として自分の所信を実践に移していける能力。
それが『知識・見識・胆識』ということでしょう。
 
今年も更に人間力を高めて、『成長している!!』を実感できる一年にしていきたいと思います。
宜しくお願い致します。
 
2013.1.6