BLOSSOM通信

ポジティブ心理学ワークショップ

東京で、セリグマン博士の「ポジティブ心理学ワークショップ」に参加してきました。
二日間で、ポジティブ心理学の背景・世界観から20世紀心理学の展望、そして幸せとはなにか、をワークも交え、濃厚な時間を過ごしてきました。

今回はNLPの仲間から案内をもらっての参加で、意識を向けていなければ出会う機会もなかったと思うので、良いチャンスを与えてもらうことなりました
なんと、企業としての参加もあり、300名以上の方と学ぶことができました。

私にとっては初めてのポジティブ心理学。
NLPと異なるところは、こちらの心理学は「うつを治す」というミッションもあり、医学的な部分がある、と感じました。
そして20世紀の心理学なので、NLPとリンクすることも多く、興味深く、またフィードバックしながら受講することができたと思っています。

一部分をかじっただけなので、確実な正確な事は言えませんが、
「幸せに生きる、幸せを感じた人生にする」というのは、やはり大きな生きているうえでの目標であり、当たり前なのだと改めて考えたところです。

日本は豊かな国なのに、幸福感は停滞しているそうです。
世界で6番目に豊かなのに、国民の幸福感は58位とのこと。
不思議な気がしなかったのはなぜでしょう、『まあ、そんなものだろう』と賛同できてしまったのでした。

ポジティブ心理学の創設者であるセリグマン博士は「学習性無力感」について研究をした人でもあります。
たった数回、自分の思い通りにならないことが続いただけでも、
【何をやっても変わらない⇒何もしなくなる】というサイクルに、私自身はまりそうになっていたせいかもしれません。
そう、物事を悲観的に見はじめる、そのような状況でしょうか。

今回のセミナーでは楽観主義と悲観主義の話しもありました。
ポジティブ心理学は全て計測できなければ意味がなく、そこには科学的な分析がある、という事でした。
楽観主義の人は、長生きだし、もちろん健康だという事です。性格も良く、親切で、友達も多いのだそうです。
これからの人生100年の時代に、是非持ちたいポジティブ心理です。
強調して言っていたのが、ポジティブ心理学はマイナスをゼロにするのではなく、プラスを更にプラスにしていくための心理学だという事でした。
そのために自身の強みをしっかり把握し、それを活かそうと意識をしていくことの重要さ、そんな幸せの構成を教えてもらいました。
とはいえ、長年学び続けているNLPの良さも、改めて確認。

そして、20代30代のころと違って、人生の半分を過ぎると、ネガティブというのではなく、やはり登ってきた山を下りる体力も考えなければならないと、よく思います。
山を下りるのは、登って頂きを確認したからこそ、必要な仕事でもあると考えています。
今までは私も頂上しか見えなかったのですが、下山の用意も必要かと。
しかも、山を下るのは、登る以上に足腰に負担もかかり、スピードの調整も必要に思えます。
いかに登った山を下りていくかも、「学習性無力感」ではなく、ポジティブに捉えていく必要がありそうです。

自分にとってプラスにしたい部分を取り入れて、ポジティブに、自分の望む人生を最後まで、手に入れようと思えたセミナーでした。

新しいものが、どんどん入ってくる時代です。
肯定的に受け入れることも重要ですし、そこで選択してくことも必要な時代になっていると感じました。

会場にいらした慶應義塾大学の前野隆司教授にお会いできました。
サインもゲット。