BLOSSOM通信

アドレナリン

本日は、少々仕事ではない、私のプライベートの部分です。

実は2年前から津軽三味線のお稽古に通っています。
可愛がってくれた祖父が秋田の人で、よく東北訛りで民謡を歌っていました。
そうそう、“蓄音機”でレコードをかけながら『秋田おばこ』でした。。
私には民謡は興味の対象ではなかったのですが、
青森に旅行に行ったとき、民謡酒場できいた津軽三味線。
なぜか、あの太棹の、男っぽい『津軽三味線』にハートをつかまれてしまいました。

すぐにそこそこには弾けるようになるのだろうと、思ってはじめましたが、
いやいや、「音を出す」ことさえ、簡単ではありません。

お稽古は『合奏』が中心なので、先輩たちと一緒にリズムや音を合わせていくのが楽しいです。
自分は未熟でも、青森や弘前などの、大会やイベントに一緒に連れて行ってもらい、
すまして演奏できるのが、最高の気分なのです。
その他大勢の楽しさがあるのです。

で、最近になり、ちょっと“いいふりこき”をして
「今度私にも弾かせて~~!」と、軽~いノリでお願いしたのが、
リフレッシュディサロン 温楽堂さんのKさん。

そんな軽率な私を心配し、師匠が、特訓をしてくれて一緒に演奏をしてくださいました。

経歴も、技術も、素晴らしい師匠なので、
こんな機会は、たぶん・・・冥土のみやげかも(笑)

実は私の年齢の半分以下の師匠から、たくさんのことを教わっています。
・曲を覚えるとき、習う時は、原則楽譜はありません
・懇切丁寧に教えてくれるわけでもありません(と感じています)
・「自分の教えた通りにやって下さい」が指導法です

私の歪曲した視点も有りますが、「昔」すぎるほど「昔」の教え方に感じます。

・楽譜をくれて、音階もリズムもしっかり説明して欲しい
・1から詳しく、誰にでもわかるように、できるように教えてほしい
・「師匠の教えた通り」って、2分もあれば忘れちゃうので、記録に出来ないでしょうか

と、できない理由をたくさん探すことは簡単です。不満を持ったこともあります。

でも!!一番の上達法は『モデリング』なんです。
全ては『モデリング』が基本。
コーチングがはやり、理論や理屈を「思考」という名前をつけてもてはやすようになり、
確かにかっこいいのですが、
NLPでも重視しているように、「モデリング」の効果は大きく、深い。

「この人みたいになりたい!」と目指す人がいたら、徹底的にその人を模倣する。
これが「モデリング」です。

だから、師匠と同じようにやる!
ただそれだけなのですが、それにはたくさんの知恵と視点が必要ですと五感のフル活用が必要です。

頭と理屈で覚えても、それは「机上の理論」、実際に出来るかというとそうではないのです。
五感をフル活用し、ごくごく小さな違いに気付き、そして心で感じ、体が自然に動くようになる。
三味線の『モデリング』はこれかな・・・と、今模索中の私です。
ついつい画の強い「自分」が出てきて、「死傷の教えてくれたとおり」からほど遠いことをして指摘されるのですが、
師匠のすべてを盗み取ってみよう、と奮闘中の私です。

まだ道半ばですが、
そんな私の様子をご覧ください。
https://www4.hp-ez.com/hp/ongakudou/page3/day-20180829

まだまだだと痛感させられますが、
名演奏もドレミから。千里の道も一歩から、です。

そして、アドレナリンでまくりの30分の演奏会でした。

Kさん、師匠、ありがとうございます。