BLOSSOM通信

見過ごしがちな“イイコト”がたくさんある

NLPの授業をする時、まず初めに、毎回「GOOD & NEW」というミニミニプレゼンテーションからスタートするのが、私のNLPのコースです。
直近24時間に起こったGOODでNEWな事を発表します。
それが、NLPを学ぶにあたって、素晴らしい気付きにつながり、学習の効果をあげると考えているからです。

初めは戸惑い“ネタ”が無いと言っていた人たちも、回を増すごとに、素敵な発見につながっていきます。
五感と自分の視点を活用するのです。
普段、当たり前すぎて見過ごしてしまっていたことを、ないがしろにせず、目を向け感じることが出来るようになります。

例えば・・・
9月2日、仕事が休みなので、普段より1時間も遅く起きた。疲れが少しとれた気がする。
秋晴れで空が青くて、気持ちがいい。
そう、これは私のGOODな事。

今朝から、ヨーグルトに掛けるソースをメーカーも違うブルーベリーに変えた。昨日までストロベリーだったけど、このブルーベリーの方が甘味が控えめでオトナな感じがする。
分量を間違えて濃いめに入れてしまったコーヒーが、実はおいしかった。
これがNEW。

そう、大したことではないのです。
でも、気に留めなかったら、ずっと気に留めずに過ごしてしまう事なのです。
ちょっと気に留めることで、自分の周りに起きているたくさんの出来事に気付き、それに反応する自分の気持も大切にすることが出来るのではないでしょうか?

9月2日、今朝の朝日新聞『天声人語』も、偶然にそんな話が。
精神科医の宮地さんの「いいこと日記」。
その日のよかったことを3つ簡単にメモをする。嫌だったことは書かない。
1日3つが1か月では93個。1年なら1095個にもなります。
宮地さんは「いいことはたくさん起きているのに、それらを当たり前のように受止めて十分味わっていなかったなあということ」が見えてきたとご自身のエッセーに書いています。

先日参加したポジティブ心理学のワークショップでも、同じような提案がありました。

人は、うまくいかない事や失敗してしまったことに後悔や悩みを持ち、引きずってしまうことが多いものです。
反省や悩むことに多くの時間とパワーを使ってしまっているという事かもしれないですね。
ちょっと目線を変えて、今まで見過ごしがちだったGOOD&NEWを感じてみると、気分も生き方もなにか変化がうまれるかもしれません。変化がうまれます!