◆NLPというライフワーク
2011年に米国NLP協会認定のトレーナー資格を取得してから、ご縁を頂きヒューマンアカデミー札幌校でNLPの資格取得のコース運営を担当させて頂いています。
仕事というより、ライフワークの感覚です。
早いもので、もう24期。
私は7期と10期以降を担当しているので、延べの受講生を数えると200名は越えそうです。
様々な環境の方が、それぞれの目的を持って学んでいます。
嬉しいことに、NLPを教えていて、その受講生の満足度は高いと実感できています。
とはいえ、「受け取り方は相手次第」なので、残念ながら、すべての受講生がよいイメージを持ち、良い結果に至るわけでもありません。
NLPでは「キャリブレーション」というテクニックを身に付けますので、目の前の受講生をよくよく洞察していると、その人の感覚に近づくことができます。
つまり、NLPを「よいと感じているか」「よくないと感じているか」が、わかります。
◆物事をフラットに捉える修行
NLPは物事の捉え方をフラットにし、自分にとって一致感のある物事にするテクニックを身に付けます。
それが自分の気持ちを自由に楽にしていく一番の方法だからです。
とはいえ、物事の捉え方をフラットにすることは、最もむずかしいことかもしれません。
なぜなら、良きにつけ悪しきにつけ、人は目の前の物事に意味をつける癖があるからです。
そう、意味をつけることが大好きなのです。
「雨男」とか「晴れ女」なんていうのもそうでしょうね。
「男運がない」とか「ラッキーだったね」などと、大した関連性のないことに対し、意味付けしている現状の、なんと多いことでしょうか。
さて、NLPをよいと感じていない人は顔が文句を言います。
「そんなわけがない」「それは理屈に合わない」「馬鹿じゃない!?」という言葉が顔に書いてあるのです。
もうすでに、物事をフラットにみるのではなく、反発心をもって、重箱の隅をつつくように「受け入れない理由」を探すようにNLPを受講します。
たとえハーバード大学のもっともすぐれた教授がNLPを教えたにしても、これでは何も学べないかもしれません。
「NLPは物事をフラットにする修行」だと思うとよいかもしれません。
NLPがむずかしいとか、しっくりこない、と感じている時は、自分や周囲に素直に心を開いていない、否定的に物を捉えようとしていることが多いです。
それは物事を否定的に意味づけしたり、反発するように意味づけしているとも言えます。
◆自分を変える・人生を変える魔法
あー、もったいない!
自然に自分の中に入ってくることを、しかも、良いことかもしれないことを、拒んでいてはもったいないです。
ちょっと素直に、フラットに物を受け止め、賛同しないまでも、「まあ、そんなこともあるかもね」くらいで受け止める癖をつけるだけでいいのです。
これはどのような状況や物事に対しても、意識できると、自分と自分の人生が変わっていく、最も簡単な方法です。
家族関係でも、会社のあらゆる状況においても、です。
「まずは」の姿勢です。
まずは一度受け入れて、「まあ、そんなこともあるかな・・・」。
その次に必要であれば「でもここはこのまま受入れるだけではダメだ!乗り越える方法を考えよう!」と進めばいいのです。
その一呼吸が自分を落ち着かせ、周囲をも落ち着かせる時間となります。
ゆとりが無ければいい知恵も浮かばないものです。
受入れいれる=余計な、歪んだ意味づけはしない、という事です。
さて、NLPを良くないと意味づけしている人にも、訊かれることがあります。
「行動していきたいけど、出来ないんです。どうしたら行動できるようになりますか?
変わりたい、変わらなきゃって思ってるんですが、変われない。どうしたらいいですか?
せっかくNLPにお金出したのに!!」
「NLPにお金出しただけで自動的に、魔法がかかったみたいには変わらないよ。
あなたが『変わろう!』とか『さあ行動しよう!』と決断しない限りは、一生変化は起きないな。決めたら?変わるんだ、って!」
私の魔法は、まだハリーポッターに追いついていません。
いつかスゴイ魔法使いになろうと、決めています(笑)