ビジネスマナーは重要だと考えています。
ブロッサムという会社を作ろうと考えた時から、ビジネスマナーはビジネスパーソンにとっての基本中の基本。
そう考えています。
私は学校卒業後は歯科医院に勤務しました。
新入社員(?)は私一人。ビジネスマナーの研修など無い職場でした。
先輩がいい人たちでいろいろ教えて支えてくれたので大きな恥をかくことはなかったものの、
言葉遣いも、上司や患者さんに対する態度も、『常識』外のことをやっていたのかもしれません。
しかも出入りする業者さんに対し、医者と同じように横柄な態度や口のきき方をしていたことを思い出します。
無教養ほど、怖いものはありません。
生命保険会社が私にとっては大きな企業であり、組織を学んだところです。
30歳を過ぎて入社した会社で、男性の上司から、シレっとダメ出しをされた『常識』に冷や汗をかいていました。
それでも、誰も30過ぎの私にビジネスマナーを教えてくれる人はいませんでした。
営業職でしたが、ずいぶん自分流でやってしまっていました。
ものを知らないということは、恐ろしいことです。
そんな私が生命保険会社で【マナーインストラクター】の勉強と資格をとらせてもらえました。
もう40歳になる頃のことです。
おーー怖い!(笑)自分の言動の無知ゆえに恥ずかしい部分が出るわ出るわ!
その時から「ビジネスマナーはしっかり習得するべき」とゆるぎなく考えています。
ビジネスマナーは仕事に対する真面目さです。
真面目に取り組む仕事は人の役に立ち、評価も得ることができるでしょう。
それは自分の人柄や能力にも匹敵し、大きな信頼へとつながっていきます。
そして、
時代は変化し、最近は『常識』が変わってきているようにも感じています。
常識が変わるというか、ゆるく楽になりすぎているように思えて仕方がありません。
ビジネススーツで通勤している人の少なさ。
足元はスニーカー等。
磨いていない革の捲れた革靴。
リュックをしょって、時計はスマホで代用。
かつて通勤時に読まれていた日経新聞はスマホのゲームに変わってしまっています。
男性の髪型は40歳を過ぎた大人もジャニーズ系。
女性のスーツ姿も、就活生くらいです。
もちろん、パンプスなんて履いていません。
そして、敬語もどこへやら。
若者言葉やため口っぽい言葉で通じてしまう時代です。
時代には逆らえないのかもしれませんが、これは世界には通用しないことかも。
そもそも「クールビズ」も日本だけの『常識』ですから。
少々時を戻して話をすると、
ビジネスマナーの良しあし・・・というか『程度』は会社の質が伝わってきます。
会社の質は社員の質ともいえます。
ビジネスマナーは仕事を円滑に進めるための心づかいです。
協調性やホスピタリティでもあります。
少し四角四面なくらいな方が、ビジネスマナーは伝わりやすい。
自分たちの誇りにもなります。
ですが・・・
年々、ゆるいのです。唖然とするくらいユルイ、テキトウになってきています。
きちんと伝えたくても研修担当者から「そこは緩めに・・・」的な要望を頂きます。
ですが!
変わらず、きちんと身に着けようとしてくれる方たちがいます。
自衛官の皆さんです。
元々規律がしっかりしていて、態度も言葉遣いも序列に従っている強みもあるとは思います。
そのような自衛官の皆さんに、募集活動の際のビジネスマナーを教えています。
こちらも身が引き締まるような研修をさせてもらっています。
ずいぶん昔は、「自衛官は外の世界では使えない」という陰口も聞いたことがありましたが、
いえいえ、ユルイ民間人に比べたら、ずっと上です。
それはビジネスマナーの部分はもちろん、仕事の責任や良い意味での上下関係に対する考え方もあると思います。
自衛官の皆さんは言葉遣いだけが、職業的な使い方があるので、少々慣れて頂く必要があります。
それ以外は、素晴らしいと思っています。
自衛官らしい、きっとした誠実さがこれからも継続されていきますように。
そして、テレワーク等で余計にマナーをとやかく言われなくなってしまった昨今ですが、
【良いものは良い】はず。
メディア等で、若くして成功した方々がコメンテーター等で活躍されています。
一時の注目と成功で甘んじるのであれば、
自分の好きな服装で、ため口で、仏頂面で許されるのかもしれません。
私は、そのようなマナー違反の言動を見ると、呆れてしまいます。
人のふり見て・・・・ですね。
自分は【ビジネスパーソンとしてビジネスマナーは必然!!】と戒めて、
自分に対する手綱を緩めることなくやっていこうと思います。