井島先生のおシゴト日記+α

札幌市若年層就業促進事業 ジョブチャレンジプログラム2010から

札幌市若年層就業促進事業プログラムの仕事をしています。
21歳から35歳までの、就業に向けて頑張っている若者が50名集まっています。
なかなか仕事が決まらず、アルバイトをしながら、また就職活動をしながら、時間を調整して通っている生徒たちです。
 
偉いんですよ、本当に。
 
7月5日から始まり約1ヶ月のプログラムです。
私は、開始早々の『ビジネススキルセミナー』の授業をもっています。
そして、今週はコミュニケーションについての授業でした。
 
授業の最初に、「コミュニケーション得意な人?」と質問すると誰も手を挙げず、
「ではコミュニケーションが苦手という人は?」と質問すると、殆ど全員が手を挙げます。
まあ、遠慮もあるのでしょうが、これが若者の実態でしょうか・・・。
 
私の授業は段階を踏んでコミュニケーションの輪を広げていくのですが、今週9日の金曜日は、“プレゼンテーション”の授業をしました。
 
5名程度のグループになって、与えられたテーマを“オススメ”するプレゼンのワークです。
テーマも受講生から出たものを使うので、この日は【IPad】【ジブリ】【花火大会】【夏】【ビアガーデン】【野球】【雪祭り】というテーマで、良さ・使いやすさ・楽しみ方等々、オススメの方向は各グループが決めて、5分程度でプレゼンテーションします。
 
それが、本当に見事で、感動でした。
 
プレゼンなので、最終的には“相手・聞き手を動かす”事が目標です。「なるほど!本当にそうだね!」と、聞き手に感じてもらおうというものです。
 
例えば【雪祭り】で言うと、【雪祭りの楽しみ方】というプレゼンになりました。
 
・歴史やその年を雪像で見ることが出来る。雪祭りは65年の歴史があり、その歴史を見ると、雪像の各年のテーマには、その年の世相や流行が映し出されている。
・世界の有名な、且つ一度は見てみたい建造物を雪像で見ることが出来る。
・雪のある国の生活に触れる事が出来る。会場に出ている露店で外国の冬の食べ物・飲み物、また小物なども見たり味わったりできる。雪祭り見物の後の札幌ラーメンも、格別に美味い。

(※概要のみです。実際はこれらをもう少し詳しくきちんとプレゼンしています)
 
すご~い!そんな視点や楽しみかたを、あらためて知らされたという感じがします。いかがですか?
 
どのプレゼンも、組み立て方法は、あらかじめ勉強したホール・パート法とPREP法を使ったのですが、伝える内容に創意工夫があり、素晴らしいコミュニケーション能力を発揮してくれました。
 
確かに50名の受講者の多くは、初めはコミュニケーション能力が素晴らしいとはいえませんでした。
でも短時間で自信を付け、成長著しいと感動しました。
目や顔の輝きも声の輝きも、初めとは違うのです。
 
参加者の姿が、本当に嬉しかったので。
若い人たちの成長と、持っている力は発揮させてあげれば、どんどん輝きを増していくのです!!
 
今日は私の、感動を受けた話しです。
2010.7.10