井島先生のおシゴト日記+α

心理の体験講座開催中

私は心理の講座を開催しているので、その講座をよく知って頂くために、前もって『説明・体験セミナー』をお勧めしています。
 
体験セミナーでは、たまに、マンツーマンになることがあります。
その時は、セミナーというより“心理療法の体験会”のようになることがあります。
 
心理療法は、心がマイナスに向いている時ばかりではなく、更に自分にとって望ましい方向へ目を向けるためにも効果があります。
 
先日は、とても清楚な印象をお持ちの30歳代後半の独身の女性が参加してくれました。
 
「『あなたはモノの捉え方で自分の気持ちをマイナスに向かわせている』とよく言われるので・・・。」と小さな声で話してくれました。
 
その日、彼女が「楽しかったです!」と言ってくれたことを、今日はお伝えしたいと思います。
 
私たちの脳は、質問されるといつも真面目に考えて答えを出してくれるって、知っていますか?
こんなことを言った時、彼女も、なんだか、ぽか~~んとした顔をしていました。
 
そこで、
「あなたの2年後に楽しいことがあるとしたら、なんだと思う?」
そう訊くと、
「ええっ~、う~ん、結婚して子供が出来てると思います。そう、男の子!」
と、とってもいい笑顔で答えてくれます。
 
「じゃあ、5年後にすご~くいや~なことが起こるとしたら、何かな?」
と訊くと
今度は眉間にしわを寄せた曇った顔で
「なんか病気になっていて、それがなかなか治らない病気かもしれないです…」
 
明日のことだってわかるはずがないのに、脳は質問をされると、その質問がどうあろうと、一生懸命考えて何らかの答えを出すのです。
しかも、気分も表情も交えて、出した答えと同じような感情も味わうことをさせてくれるのです。
 
彼女は、お目にかかった一番最初に、こんなことも言っていました。
 
「まだ、結婚もしていないので、これからが不安で…。
だんだん年齢もとるので、できることがなくなっていくようで…
幸せに楽しく過ごしたいけど、あまりくよくよしなければ、いいかな…」
 
どうやら彼女は自分を見つめるときに、あえて気分が悪くなるような問いかけをして、答えを出そうと頑張っていたようです。
 
“結婚していない”それだけが、不安材料になってしまう?
年齢をとると、できなくなることって、例えば、どんなこと?
“あまり、くよくよしない”って、くよくよすること?しないこと?
 
自分の口からでた言葉でも、意味が曖昧なことがあります。
意味の曖昧さに気づかないまま、理解しているつもりで口に出している言葉がたくさんあるという事実でしょう。
 
「これからいい結婚をして安心してくらしたいと思ってます!
年齢を重ねる分、できることが増えるはず。
幸せに楽しく過ごしたいから、ワクワクしながら生きよう!」
 
ちょっと、気分を良くする目線で自分を見つめるだけで、感情も表情も変わるのです。
モノの捉え方というのは、自分の視点の当て方で決まります。
その視点は『前提』を勝手に創っていませんか?
 
こんな大変なことがおこるかもしれないという『前提』は捨てて、こんないいことに飛び込んでいこうという『目標』を視点にしてみるといいですね。

※ただ今ヒューマンアカデミー札幌校にて、心理の体験講座開催中です。
 是非一度、参加して体験して見てはいかがでしょう?

お申込は、ブロッサムでもOKです
☎ 011-261-8055
メール ijima@blossom.org.uk