井島先生のおシゴト日記+α

中小企業旭川大学校で

一年に一度、旭川にある中小企業大学校旭川校で講義を持っています。
若手のリーダー候補や、女性のリーダーを対象とした、ヒューマンスキルの向上講座が中心です。
 
平成25年は5月13~15日の3日間の講座で登壇してきました。
 
中小企業大学校で登壇するのは、もう既に6~7年なるので・・・、と言う事は6~7回は講座を持たせてもらっているということで、本当にありがたいことだと感謝しています。
 
最近は、
「二回目です」
「井島先生のこと、知っています」
「お久しぶりです」
と声をかけてくれる、益々立派になって成長し続けているビジネスパーソンと再会することができるようになってきました。
 
 
そんな中最近感じることは、以前は、参加者の中でもリーダーシップをとってくれるような、元気で影響力のある方がいて、講座の空気感を作ってくれるような人がいました。
講師としては、そんなキーマンがいてくれると、かなり進行と最終の結果に大きなパワーを借りる事ができます。
 
ですが年々落ち着きが増してきていて、
穏やかな雰囲気の中で講座を進めることが多くなってきています。
 
その背景は、参加者がしっかりしていて落ち着きがある中堅の社員の多いということもあるかもしれません。
そして、何ごとにも動じない安定した気持ちを持っている人が多いようです。
 
私はホトトギスが鳴くまでは待てないタイプで、鳴かぬなら殺してしまいたいほうなので、なかなかこの穏やかという雰囲気は落ち着けないものがあるのですが(笑)
 
そんな世代の移り変わりも感じている今日この頃です。
 
そして、今回のエピソード。
 
二日目の講座終了時に一人の男性が私の前に立ち、
「とんでもはっぷん の続きは?」と。
一瞬あっけにとられていると「今の若者には通じないよ、そんなことば!」
 
うえ~。
どうやら私の口癖の一つのようです。
無意識とは恐ろしい物で、数回言ってしまったようです。
 
その後、調べた結果
「とんでもはっぷん、あるいてじゅっぷん(飛んでも8分、歩いて10分)」と言うのだと判明。
トニー谷が流行らせたらしく、リサーチした結果、若者は知らない人が多いことが分かりました。
 
まあ、『今で言う“きゃりーぱみゅぱみゅ”みたいはもんでしょ!!』と私は考えているので、通じなくても、こんな言葉遊びも楽しむ余裕とユーモアがあった時代のことを、若い人たちにも伝えたいなあ、と思いました。
 
穏やかに、そう、無表情に受講していた人たちの耳に、「とんでもはっぷん」が残っていた事が、逆に嬉しかったかも~。
 
とんでもはっぷんな一コマでした(笑)
2013.5.20