井島先生のおシゴト日記+α

幸せな、幸せを感じるシーン

2015年は、このブログによく登場していた札幌市の若年者就業支援事業・ジョブスタートプログラムのカップルが、

晴れの人生の門出を迎え、その席に呼んで頂いた。

幸せな笑顔は、みんなを幸せにする。私も幸せにしてもらった。。

私の素敵なかわいい“教え子”が、

立派なビジネスパーソンになり仕事に責任を持ち、

人を愛し一生を共にしようと思える伴侶を見つけ、

どんどんたくましく成長している。

わが子のように思っている人たちの、その大人になった姿は、

眩しく、そして晴れやかだ。

ジョブスタートの素敵なお二人のお祝いには、

同期の仲間も集まっていた。

既に結婚をしてママになった女子や、

お付き合いしている人がいて結婚を考えている男子も多い。

みんな仕事に前向きで一生懸命で、そして人生にも一生懸命だと感じた。

みんないい顔をしている。

彼らは就職氷河期の世代だった。

そのせいか、未就労といっても優秀な若者が多く、社会人基礎力を教える講師としても、教え甲斐があった世代だった。

あの時に決まった会社で、もちろん今も頑張っている。

今日の新郎新婦も含めて。

「先生、あのジョブスタートの時の勉強は、とても役に立っていて、今も思い出しています。

でも…、あの時のような熱い想いにはなかなかなれなくて。どうしてだろう?」

とある青年が言ってきた。

「あの時熱い想いで向かっていたことが、今は普通の気持ちでもできるくらい、あなたがすごくなったんだよ。

次のステージに行くと、また熱くなるんじゃない?結婚もそんなステージの一つだと思うなぁ」と応えてみた。

20代の彼ら。

『最近の~~』と枕詞が付けられることが多いが、いやいやしっかり成長している若者は、素晴らしい。

自分の意思で行動することができている、決して自分勝手ではなく。

ジョブスタートで一度就職したが、自分の進路と目標をもう一度考えて、保育士の資格を取って、現在その仕事をしている、という女子もいた。

女子にとって結婚は重要なことだが、自分の仕事を持つということも重要だ。

クリティカルロスを経て、皆自覚がなくても、明らかに次のステージに立っている。

そしてその目は、さらに次へのステップを見ているのだろう。

こんなすごい人たちを“教え子”と思えることは幸せなことだと思った。

その当時の仲間が、まだまだいい意味で継続されていることも、うれしい。

こういうことを“講師冥利に尽きる”というのかもしれない。

2015年の幸せな一シーン。