井島先生のおシゴト日記+α

『顧客対応力 育成講座』を終えて

私はヒューマンアカデミー札幌校の講師としても、色々仕事をしております。今週、11月9~10日は、岩見沢雇用対策協議会が主催する地域雇用創造推進事業の『顧客対応力 育成講座』の基礎スキルの授業を担当しました。
 
本講座は、11月9日から20日までの期間で実施し、実際に職業人とて求められる能力の育成を目的としたものです。
そのため基礎では、顧客対応力としてのビジネスマナー、サービスマナー、コミュニケーション技法とパソコンの基本操作も学びます。
応用ではコールセンターをモデルケースとして、実践力を養います。
 
今回は23名の申込がありました。
『受けてみよう!』という意気込みが素敵です!
 
さて、その23名の受講理由を伺うと
「パソコン操作を身につけて就職につなげたい」と言う理由が殆どで、いつのも事ではありますが、「アア、そうだよね」と思うしかありません。
 
就業に役たつ知識や技術はもちろん重要です。
でも、就業にその知識を持った自分自身を活かしていくには、コミュニケーション力(今回の講座で言えば“顧客対応力”)が必要不可欠です。
いえいえ、ここが無ければ、何もかもが否定されてしまうとこともあるのです。
 
ビジネスのコミュニケーション力とは、何でしょう?
自分と相手が対話をする、だけではコミュニケーションではありません。
両者が『コミュニケーションの目的』を踏まえて対話をすることを意識しなくてはいけないのです。
相手そのものがコミュニケーションの相手ではありません。
相手と共存すべき目的に従うことを忘れず、その目的達成のために自分(知識や技術も)をどのように活かしていくべきかを考えながらの対話が必要です。
 
などということを、私はいつもアツくアツく語っています。
 
一般的にはウケのよくない『ビジネスマナー』も、私はこのようにアツくアツく語っているのです。本音なので。
 
今回、
「以前にもこのような講座のビジネスマナーを受講したのですが、ちっとも学ぶところが無かったんですが、今回、井島先生のお話は、目からうろこが落ちるようなことが沢山あり、とても勉強になりました!」と最後に言葉をもらった事が嬉しかったですね。
そして「先生によって、随分違うんですね!」と追加しておっしゃっていただいたのですが、この一言は、本当に嬉しい一言でした!
 
ああ良かった、何か“気付き”を見つけていただくことが、私の講座の目的です。
その人の考えや姿勢を変えるとか、正すということは出来ませんが、小さな“気付き”は、必ず何かの原動力になります。
 
さて、また小さな気付きを見出していただくために、井島先生は頑張ります!!

2009.11.14