井島先生のおシゴト日記+α

『プレゼンテーション』を教える

私、井島惠子は職業訓練の中の一部の科目も受け持つことがあります。

経理系の資格を取得する職業訓練のカリキュラムの中には、その科目の他にも、就職や就業に向けたものも取り入れられます。

以前はビジネスマナーがあり、私としては必須科目だと考えていますが、ここしばらくはビジネスマナーはありません。
替わって、私は「プレゼンテーション」という科目で授業を持たせて頂いております。
しかも、時間も十分に確保していただいているので、内容も拡大してお伝えしております。

プレゼンテーションの目的は、
【自分が伝えたことに賛同してもらい、相手にそれにのっとったアクションを起こさせること】です。

パッと頭に浮かぶプレゼンテーションはアップル社のプレゼンでしょうか。
企業の商品や企画に対するプレゼンテーションはイメージがしやすいと思います。

そんな対多数の人に向けてのプレゼンもあれば、
求職の際の面接や、営業、交渉、そして日常の会話にも、“プレゼンテーション”が必要となります。

そして、十分な時間を使って、面接時や日常の会話の際のプレゼンの極意もカリキュラムに入れているというわけです。

よく、フィードバックするのですが、
プレゼンも含め【発信(アウトプット)】するには、その技能よりも重要なものがあります。
それは【自分の意識】です。

・自分は何者なのか
・自分は誰に伝えたいのか
・自分は誰を動かしたいのか
・なぜ、そうしたいのか
・それをするメリットは何か
・どのような状況・場所で伝えられるのか
等々を分かっていなければ、
プレゼンは口先だけのたわごとやまやかしでしかありません。

そしてもう一つ重要なことが【聞く(理解する・情報を集める)】ということ。

自分の伝えたいことをプレゼンしながら、目の前の相手の情報を非言語も含めて察知し仮説を立てながら、更にプレゼンをしてく必要があるからです。

ということで、
今回の授業はまじめで、口数の少ない受講生さんが多かったため、
自己分析をテストで実感してもらい、日常会話や人間関係のコミュニケーション時のプレゼンに役立ててもらえるように急遽一部の内容をアレンジしました。

誰にでも必要なプレゼンテーションの能力です。
「言わないと伝わらない!!」確かに!