自衛隊の各駐屯地でさせて頂いているメンタルヘルス講話。
隊員さんたちは年一回、必ず参加して聞くことを義務付けられているそうです。
今回も某駐屯地の一般の隊員さん500名以上が聞いてくれました。
テーマは【折れない心】。
鋼のような強い心よりも、竹のようなしなやかな折れない心を持つ意味をお話しました。
私はTA心理分析を学んでいるので、隊員さんにはエゴグラムテストを使い、メンタル不調に繋がりやすいご自身の反応の癖を把握してもらいました。
メンタル不調時の感情を占めるのは『恐れ』です。
恐れには6つあり、またその恐れに対する反応の仕方は4つあります。
この恐れと反応は、やはり自分の性格という『ものの捉え方』が大きく影響しているはず。
そこで、テストも交えながら、理解につなげて頂こうと考えました。
人が抱える『恐れ』は、実は明確な根拠がありません。
・どうせ自分には無理だ
・きっとダメに違いない
・失敗するのが不安だ
・嫌われるのが嫌だ
等々で、単に恐れに支配されている事が多いのです。
と話は進むのですが、
実は、「心と体は相関する」というところからスタートしました。
自衛官さんのように姿勢がよく、日々体を鍛えているということは、同時に心も鍛えることになっていると言います。
それでもメンタルの問題は無くならず、取り組んで行かなければならない大きな課題だという事なのですね。
悲しい事実ですが、20代30代の若者の死因は「自殺」が上位です。