山の仕事をしている方たちを対象に、次世代のリーダー育成の研修が行われています。
そのようなフォレストリーダーさんの研修の一部、『リーダーシップ コミュニケーション』を担当させていただいています。
高校生の就職活動の講話に伺ったとき、
その高校の女子生徒が「森林や山の仕事をしたい!」と言っていました。
山の仕事は男性だけの仕事かと思っていた時期に、その意思を聞いて、すごいなぁと感じたものでした。
とはいえ、今のところフォレストリーダーたちは男性です。
山の仕事をする男たちは、
その技術や技能の能力を求められるのは勿論ですが、近年は次世代の担い手を育成・継続という使命もあり、
コミュニケーション力、コーチング力、リーダーシップ力、チームマネジメント力も求められるようになっています。
「仕事そのものは全く問題ないけど、実際5年10年と仕事をしていくと、人をどう使っていくかというコミュニケーションが大変です。」
とフォレストリーダーの一人が教えてくれました。
新卒の若者が入社してくることは勿論、中途入社で30代40代の人が入社してくることもあります。
今後はそれに加え女性の採用も増えてくるかもしれません。
様々な世代の男女に対し人間関係を構築しながら、適材適所に配置し監督していくことは簡単なことではありません。
山の男のイメージは、私の中では“寡黙”ですが、それでは通用しない時代になってきているのでしょう。
今回、参加者のお話を聞くと、
人材にも恵まれ、定着率もよく、コミュニケーションもあまり問題がないとのことでした。
ですが、時代は明らかに、緩やかかもしれませんが動いています。
明日に向けて、明日も視野に入れることが重要なことです。
どんな人材にも対応でき、どんな人材をも把握でき、その時代に合ったマネジメント能力が問われているのが現状です。
私は、他社理解はあくまでも自己理解の上に成り立つと考えています。
今回の研修の中では、自身のコミュニケーション力を把握してもらうことで、課題に気づけるようにしています。
自分が変化を起こさない限り、周囲も他者も変わることはありません。