BLOSSOM通信

朝の風景

朝の風が気持ち良いと感じる季節ですね。
私の好きな“朝の風”を、十分に感じる季節です。
みなさんは、いかがですか?
 
今日は私の、朝の風景です。
 
オフィスに来るには、家から地下鉄に乗ります。
太陽が暖かいなあ、と最近はついつい空を見上げます。
自宅から駅までの間、たくさんのスズメが木の枝にいたり、生意気そうなカラスがいたり。
花が咲いている庭のある家の前を通るので、桜や、ライラックや、アジサイを見ながら、季節の色と香りを感じることができます。
 
降りる駅は豊水ススキノです。
そして、ちょっとした小路を歩きます。
何となく、ここだけレトロで、子どもの頃住んでいた小樽の風景が重なるような気がしています。

石畳があって、程よく草が伸びていて、なんとここの主らしき猫まで居るのです。
ここは、とっても静かで、懐かしい香りの風が吹きます。
私のパワースポットです。
 

実は、『断捨離』をしているのですが、考えていく中で、私にとって、大きな車は必要だろうかと、考えるようになりました。
 
断捨離は“自分軸”と“今という時間軸で”物事を考え、判断していきます。
 
車を持っていた理由は、親の看病のため、息子に車を貸すため、だったかな・・・・。
たいして自分のためではなかったような気がしてきました。
車があるための理由だったものが、今現在、自分の周りから居なくなり、・・・では車は必要なのだろうか・・・と、考えました。
 
免許を取って20年以上も、車ありきの仕事と生活をしていたのですが、今はちょっと環境がかわりました。
 
正直、“捨てる”決断をするには、かなり葛藤がありましたが、その葛藤は、『私が今まであったものに対する執着』です。
 
執着から少し離れてみると、
そう、おかげさまで、忘れそうになっていた、周りの風景を感じることができています。
 
太陽の暖かさも、砂利道の歩きにくさも、そして初夏の風の匂いも、なんだか一日の活力になります。
朝の風景の、当たり前だけど、そのすがすがしさに、ホッとできる時間を取り戻したような気がしています。

                                                              2011.6.29