BLOSSOM通信

『幸せに感謝する日』

4月は私の誕生月です。
もう、HAPPY BIRSTDAYが嬉しくない年齢になってきてはいるのですが、これからの『誕生日』は『幸せに感謝する日』にしたいと、あらためて考えています。
人の価値観は様々ですから、『幸せ』の定義も考え方も様々でしょう。私たちはなかなか自分の『幸せ』が認知できず、人から「幸せでしょ!」と言われてはじめて、幸せに気付くようなところがあります。幸せは誰かに作ってもらえないと形にならないような、また、必死になって自分で頑張らないと手に入らないような感じさえします。他人の幸せをうらやむことは出来ても、自分の幸せをかみしめて感謝することは、ついつい忘れがちです。
先日占いに行ってきて、「これからいい年になるよ、楽しみですね」と言われ、すっかりハイテンションになっています。認知症の母に話すと、「自分の幸せに気付いたから、良かったでしょ!自分じゃ分からないものね」と言うのです。「あんたは幸せになるように生まれてきてるんだよ」と真顔で言います。(普段はおかしいのですが、たまにものすごくありがたいことを言う母です。この母のおかげで、私は今ここに笑顔で自分の人生を過ごしているのですね。)
そういえば、小学校3年の頃、小樽のオタモイにある老人ホームに行ってお年寄りと話したことがありました。今も忘れてないことが一つ。「極楽は北にあるとは聞いたれど、南(皆身)にあるとは知らなんだ」と教えてくれたおじいちゃんがいました。おもしろいゴロ合わせが忘れられないでいましたが、実は深いものだったのだと今になってわかります。
世の中は、殺伐としていてその空気に負けそうになるときがあります。でも、人は「幸せになるために生まれてきた」ことを思い出しましょう。自分のしあわせに気付けるよう、自分の人生を一歩離れて見てみる日を持つのも、素敵なことですね。
皆さんの『幸せに感謝する日』はいつですか?