BLOSSOM通信

42.5歳 ~“仕事”とは何か~

ビジネスパーソンの出世意欲が変化し、「出世したいと思わない」人の割合が「出世したい」人を上回る年齢は42.5歳――パーソル総合研究所の調査でこんな結果が出た。
という記事が目に入った。
「年齢を追うごとに、出世コースから外れる人と役職・階級を上り続ける人の差がはっきりと分かれるため」というのが背景にあるらしい。
また、この調査では、45〜59歳のミドル・シニア世代に「自分が思うように成長できていない」との課題を抱える人が多いことも判明しているそうだ。


自分はどうだったかというと、バブリー感が残る中でちょうど30代から40代の頃、仕事にも慣れ、仕事の成果も出やすい時期だったので、どんどん仕事が楽しくなり、それが出世欲に自然につながっていたと思っている。
「同じ仕事するなら…!」「どうせ働くなら…!」と仕事に関することもたくさん知りたい、習得したいと考えていたし、今のようにインターネット等で素早く情報を得られる頃でもなかったので、自分の労力を使って細かく丁寧に情報を選んでは身につけるしかなかった気がする。

昨日「ドクターX」が最終回。
遺言ともとれる手術中の大門ドクターの言葉が、心に残った。
「外科医の手術力は、最初のトレーニングで決まる。
どれほどの熱意をもって手術を学ぶか、
どれほど上手い外科医の手術を見るか。
川の水が流れるように
基本主義を反復し、美しい最終術野を作る。
それが私の考える理想の手術。
そして一番大事なのは
どんな厳しいオペでも決して患者をみすてない。」
師匠である晶さんから教わったことらしいが、

「手術」「患者」を「仕事」と置き換えると、これまた納得できる!

ビジネス観の分かれ目42.5歳。
それまでの仕事への向き合い方が出てしまう時期ともいえそうだ。
出世を勧めたいわけではない、自分の半世紀を占めるビジネスパーソンとしての役割・時間とどう向き合うかを、若い時期から行動し考えておく必要があると考えている。

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