BLOSSOM通信

今年は“頑張れた”ろうか?

2017年も今日が大晦日。
仕事納めをして、年が変わるまでの間、
一年の反省をする人も多いのではないでしょうか。

反省…
一年間、頑張ったろうか。
頑張って結果を残せただろうか。
もっと頑張れたのではないだろうか。

プロセスの反省基準は「自分が頑張ったかどうか」
そんな方はいませんか?

歯を食いしばって頑張っている自分が好きな私は、
この「頑張る!」ことに酔いしれていたことがありました。

「頑張る」という銘柄のお酒は、気分良く酔えることもありますが、悪酔いして悲しい酒になることもありました。

人が頑張るのは
・手に入れたいものがあるから
・今持っているものを失いたくないから
だから必死で頑張るのです。

うまく手に入れることができ、持っているものが何一つ減らなかったら、
自分の頑張りが「でしょう!」と誇らしく自信にもなります。
でも、うまくいかないこともあるのです。ほしいものも手に入れられず、持っていたものも減ってしまったとき、
「嘘だ、こんなに頑張ったのに…」と大きなため息と共に「頑張っても結果を出せない自分の存在価値がない」とまで落ち込んでしまうこともありますよね。

そう、頑張り方を間違えると、その頑張りは『執着』とか『依存』になります。
頑張るというよりしがみついてしまうイメージです。

どうして頑張ってしがみついてしまうか、わかりますか。
自信がないから。
変わることが怖くて、新しいことを受け入れることを知らず知らずに拒否しているためなのです。
「結果を出すには頑張らなきゃだめ!」「人の倍頑張らなきゃ認めてもらえない」などという誰かの考えを自分の考えとすり替えて、そしてそこで動けなくなってしまっている状態といえます。

本当は何が欲しいのか。どのような状態に身を置き、どういう気分で居たいのかに気が付くことが大事で、
そのために「頑張る」ことをしていきたいものです。

今年は何に頑張ってきたでしょう・
来年は何を頑張りますか?

心屋仁之助さんの著書のなかに
『新時代の三大 頑張る!』というのを見つけました。

その1.勝手にあきらめないことを、頑張る
その2.勇気をだして損することを、頑張る
その3.自分を信じることを、頑張る
というのがあります。

「新しい年も健康で周囲の人たちと良い影響を与え合うように成長していきたい!」
そのために、健康や円滑な人間関係を作り維持することをあきらめず、
距離をとっていた相手にこちらから近寄り、
自分は周囲の人たちに支えられ、
そんな自分も人の役に立っているに違いないと心から思えるように動いていきたいと‥‥

反省からの気づきでした。

2017年も“いい顔”で終わります。

この一年、ありがとうございました。
どうぞ、良いお年を!