BLOSSOM通信

最上の吉日に…

◆天赦日「てんしゃにち」
平成28年12月8日は、天赦日。
今年は6日あり、今日が今年の最後の天赦日。

天赦日は日本の暦の上で最上の吉日とされていて、新しい何かをスタートさせたり躊躇していたことに挑戦するにはもってこいの日と言います。
貴重な開運の日というわけです。

◆起業10年目の夢

平成28年は、私の会社「株式会社ブロッサム」の創立10年の節目の年でした。

平成17年の春から個人事業で始め、法人にすることを決めていたので、
翌年に新会社法に合わせ法人にしました。

丁度今年が株式会社として10年。
この時期にお祝いをして、記念に出版を考えていました。

ですから、その前年の27年1月に、当時札幌を拠点としていた出版コンサルタント会社に
お願いし、「28年5月には本を出したいので!」とコンサルティング料もお支払いし、その気になっていました。

お金を支払った2~3か月は、先方の方も一生懸命で、スカイプでのやり取りもしてもらっていました。
「これならすぐに本になりますよ!」くらい言われて、順調に進むものだとばかり夢見ていた私がいました。

さて、株式会社ブロッサムの主な仕事は、
社員・人材の育成に関わる教育です。

「それぞれのポジションに着いたら、つべこべ言わす、いかに職務を全うするか決めることが第一!
決断して、腹をくくると力が湧いて落ち着けるから!」
と私は言います。
若手のリーダーさんの中には、「メモりました!」という人が多いです。

上司や先輩に優しくしてもらおう、面倒を見てもらおうとするのは間違い。
皆、それぞれの職務を持ってやっているということは、人の分の仕事までする時間はないということ。

だから、自分のことは自分でやっていく!とまず決めることが大事なのです。

◆夢がしぼんでしまう理由

そのコンサルタント氏は東京へ拠点を変える最中で、
札幌にもよく戻っていたようではありますが、実はほとんど対面では話しをしていません。
私が東京へ行った際、カフェで小一時間程度話をする、しかも4~5か月に1度くらいのものです。

それでも、初めの私の筋書きが少しずつ打ち合わせにより形が整って行くのです。
『ゼロ思考』というワードは入れて行きましょう!!なんて言うところから話が進み、
私はこの『ゼロ思考』というワードが気に入り、私の著書の表紙が想像できました。

そしてだんだん、コンサルタント氏の意見も活発になり、
「ここをどうするか、考えて欲しい。」
「根拠となるような、具体的な体験や事例を載せることはできるか」
いたって当たり前な事を要求されるのですが、
実は、形が整う…というより、私の筋書きからだんだん離れて行くのを感じ始めるようになります。

私の想い、という筋書きが甘かったせいでしょう。

コンサルタントの「こうした方が良い」という方向へ、どんどん流されていくのを
感じ始めていました。

自分の想いではない部分に対し、根拠も、具体例も、するすると出てくるわけはありません。

だんだん『これは誰が書きたい本なのだろう???』となり、
私の手も頭も、停止してしましました。

『高いコンサルティング料金を払ったのに。』と自分の考えの浅はかさに自分を責めたり、
コンサルタントの対応に不信をも持ち、心の中で相手を責めました。

当然、自分で夢見ていた10周年には間に合わず…。
そうなると、一気に気持ちが冷めてしまい、実は現在はほとんど手を付けていない状況なのです。

あまりに音信不通のコンサルタント氏に
「たまには、状況確認くらいしてもらえないか」とメールを送ると
「著書の内容を元に戻すと言ってきたのは井島さんだから、どう戻すのか、自分は待っている状態だ」
と戻ってきました。

おいおい!騙されたかな…?

でもって、またまた停滞期に陥ってしまうのです。

ビジネスで、仕事がうまく進まない時の状況に似ています。
地に足がつかず、目的と行動と思考がてんでバラバラ。
ただただ右往左往しているだけで、半歩も進んでいないのです。

できないのは、うまくいかないのは、みんな他人と環境のせいにしてしまいたいけれど、
一番の元凶は「ふらふらしている自分」です。

オイ!お前は何をどうしたいんだい!?
目を覚ましてやらなくては、体を大きくゆすってやらなくてはなりません。

◆人の真価が問われる時

人を責めたところで、何の進展にもなりません。
その人を選んだのは自分であり、
お金を支払うと決めたのも自分。
そのくせ、出版はその人がしてくれるものと、相手のいい言葉のみを聞き、信じ切って、
すっかり相手まかせにしていたのかもしれません。

いえいえ、愚痴を言うのはこれで終りです。相手を詐欺で訴えることもしません。

出版コンサルの契約は続いているようなので、
平成29年に私は本を出す、ということを決めます。

有言実行!
いままでも口にしてはいたのですが、新ためて有言実行、です。

電子書籍が簡単に出版できる時代になりました。
でも、私のゴールは紙の本を出すことです。

内容も、自分が伝えたいことを、伝えたい相手に届くような、それがゴールです。

他力に頼ろうとしていましたが、自分の力・想いを信じなければと考え直します。

ウォールト・ディズニーは301もの銀行から融資を断られ、
それでもあきらめずに302件目にやっと受けた融資でディズニーランドを創りました。
彼は、しっかり「決意表明」をしあきらめなかった結果です。
彼にとっては自分の決めたことに対し黙々と粛々と行動を続けただけなのでしょうけど。

絶対それをするんだ!という固い決意をもち、努力や行動を重ねることができるか、です。

ということで、私も改めての決意表明なのです!!
私の決意は偽物でも、思い付きでもなく、ずっと決めていたことなので、
この私の決意がホンモノであるということを、自分のためにも証明したいと思います。

あの”鉄の女”サッチャー氏の言葉です。

「多数に追随するな。自分自身で決断せよ。そして人々をも納得させ、リードしていけ」

私は、10年以上の人材育成コンサルタントとしての視点から
部下や後輩を持ち、関わって行かなければならないビジネスパーソンに対し、
ヒントと気付きになるビジネス書を出します!!

平成29年、今までお世話になった方、私を支えてくれた方に、届けます。
お中元として(笑)

平成28年の締めくくりの、
そして平成29年につなげる、天赦日の「決意表明」です。