BLOSSOM通信

“旅立ち”の季節に・・・

まだ寒気が厳しい北海道ですが、そろそろ卒業シーズン。旅立ちの季節が近い時期です。そう云えば、松山千春の“旅立ち”に涙した青春を思い出します。
 
“旅立ち”・・・何かを始めることは、限りない期待と夢とのわくわく感があります。
“旅立ち”は明るくて楽しいことのはずなのに、なぜか心がチクチク痛むのも、隠せない気がします。
何かを新しく始めるときの心の痛みは、同時に今ある、抱えきれないものに決別しなければならない、一抹の寂しさが感傷になるのでしょう。
始まりは一つの別れの裏にあることは分かっていても、たとえそれが明るいこれからに繋がっていると信じていても、ふと悲しく寂しくなります。
 
もしかすると、誰かが、何かを悲しませたから、私たちは「良いスタートをきり、それを成功させていかなくてはいけない!」と、心に決めれるのかもしれません。
 
進学も、就職も、恋愛も・・・・明るく見える“旅立ち”の準備には、寂しい心の涙を拭く場面もあります。
 
自分では、今まで平気でたくさんの旅立ちをしておきながら、今まで寂しい心の涙も確かに拭っては来たけれど・・・
実は、旅立たれることのなんともいえない寂しさをひとしきり感じている今日この頃なのです。
娘が結婚をすると言い、息子が道外で仕事をすると言い、ダブルパンチの旅立ち宣言です。
どちらも、幸せになるためであり、自分の力を付けていくための、素晴らしい明るい未来への旅立ちなのに、宣言を受けた私は意気消沈でした。
 
でも、私の大切な子供たちも、拭った心の涙はあるはず。それを越えての旅立ち宣言でしょう。それに自分の慣れている枠を越えて、新しいところへ飛び込んでいくことのほうが、不安で大変な決断が必要だったはず。そう、人が成長していくには涙も笑いも必要です。今までの共有できた時間と気持ちに感謝しましょう。
 
私も新しいスタートを考えることにしました。
感謝を忘れて、取り残され滝分で毎日泣いているわけにはいきません。
 
今年の私の仕事と人生の夢と目標に向けて、寂しい心の涙を拭いて、嬉しい涙を流せるように、ファイト!!
 
そう!BLOSSOMは『開花する』『実を結ぶ』の意味があり、私は別れのイメージの濃い旅立ちより、スタートする旅立ちの桜満開の空の下をイメージしてつけた社名でした。
桜満開の元、スタートは笑顔でしなくては!
 
今これからいろいろな旅立ちを迎える皆さんがいらっしゃると思います。
笑顔でスタートするために、今まで支えてくれた周囲の暖かい人の心や環境に、感謝することも忘れないでいましょうね。
感謝することが出来ると、それだけ人としての力が大きくなり、笑顔での旅立ちにつながります!