BLOSSOM通信

“教え子”たち

株式会社ブロッサムは法人にして17年目になりました。
仕事自体は法人化する前からなので、振り返ると講師として、たくさんの人たちとの出会いがありました。

何となく、世の中の流れに合わせ、SNSもちらほら動かしています。
そんなSNSの効果もあり、最近懐かしくてうれしいことが続けて起こりました。

10年くらい前になるでしょうか。
ジョブチャレンジプログラムという、若年層の就業を応援するプログラムで出会った青年です。私は約1か月間、座学で社会人のスキルを教えました。
何百人とかかわったのですが、彼はその後もたま~に近況報告をしてくれる青年でした。
今回は公務員の採用試験を受けるが、志望動機がうまくまとまらない・・・という相談でした。
彼のことはとてもよく知っているので、人間性も太鼓判を押せます!
ですが確かに、その志望動機は掴みどころがなく、真剣なの!?と聞き返したくなるような文面。
なぜその仕事がしたいのか?今までの経験を活かすとしたらどのようにして活かせそうか?就業したらどのように頑張っていきたいか?
たったの1回、質問とアドバイスをしたところ、彼らしい志望動機になり、「これで(面接で)質問されてもはっきり答えられそうです!」と連絡がありました。
そして間もなく、「受かりました!!」と嬉しい報告がありました。
来春から公務員さんです。
きっと前向きに仕事をするビジネスパーソンになることでしょう。
教え子、万歳!!

そして、プライベートを載せているインスタグラムに「お久しぶりです、覚えていますか?」と12年も前とのことでしたが、北海学園で1週間ほどの夏休みの特別講習を担当していたことがあり、その時の参加者からのコメントがありました。
しかも、もちろん覚えています、私!!というか印象に残る青年でした。
「新卒で入社した直後、環境の変化に耐えきれずに先生に連絡をしてそのまま返信をせず連絡を絶ってしまいました。その節はありがとうございました。吐き出せただけで楽になったのを覚えています」と、こちらの内容は忘れてしまっていましたが、そんなこともあったかも。
覚えていたのは、やる気を感じさせる青年だったからだと思います。それが見た目にも言動にも表れている人でした。
そして、現在は11年務めた会社を辞め、独立し、町おこしの仕事も精力的に進めているようです。
教え子、万歳!!

仕事柄、本来は一期一会と割り切らなければならないのでしょうが、実際は、忘れられない人たちばかりです。
やはり、“目があった人”のことは特に印象に残るものです。

小さな出会いですが、こんなに自分の心をあったかくしてくれるという、至福のプレゼントをもらったようです。

私とかかわった人たちが、どこかでちゃんと幸せでいてほしい、幸せでいてくれていると、思っています。そして、かわいい“教え子”と呼んでいたいと思います。