BLOSSOM通信

手先に「気品」を感じさせる方法

リラ冷えの6月、北海道神宮際もよさこいソーラン祭りも、ぐずついた天候の中でした。
札幌の夏は近くて遠いですね。
 
そんな6月の中旬に早乙女太一『千年の祈りツアー2009』の札幌公演があり、見てきました。
彼の女形の美しさと綺麗なしぐさを堪能してきました。
個人的には、花魁の早乙女太一にぶるっときました。あの独特の足捌きや、目線の使い方、そして手先の動きが華麗です。
 
歌舞伎の役者さんはもちろんのこと、早乙女太一さんも、足捌きの一歩、手や指の一本一本へ神経を使っていらっしゃる。その神経の使い方が、イメージコンサルタントの私に非常に勉強になります。
 
さて、では『気品がにじみ出る手先の法則』
立ち姿やお辞儀の際に手や指先に神経は行っていますか?基本的に、指先は揃えます。ぴんと伸ばして、重ねたり、身体の横に置いたりします。
曖昧に握ったり、だらんとしていてはいけません。
手のひらで、何かを差し示すときも、指先を揃えて示すと、とても綺麗です。
 
舞台の上の役者さんは、この指使いが品があり美しいです。“神経を行き届かせて・・”と云う部分は見習っていきましょう。
 
女性は、手やしぐさがきちんとしていれば上品で美しいですね。
例えば物をつかむときは“きつねの手”で取るとエレガントに見えます。わしづかみではなく、影絵のきつねを作るようなイメージで物を取ります。
 
そして物を置くときは“小指の法則”で置きます。小指を先にテーブルにつけてからゆっくりと置くと、音をたてずに優雅に置くことができます。
茶道では「恋しい人と別るるが如く・・・」などと形容するのだそうです。素敵ですね。
 
物を受け取ったり、渡したりは両手で丁寧に。ドアの開閉や電話の受話器を持つときなども片手ではなく、空いているもう片方の手をちょっと添えてみるだけでぐっとエレガントになります。
 
是非お試し下さい。
 
男性の手は、女性が男性の身体の中で最も魅力を感じる部分なのだそうです。男性も女性にみられていることを忘れず、清潔に心掛けてください。