BLOSSOM通信

就活時の身だしなみにリュックはダメ!~TPOの3乗で考える~

◆「就活の時に、リュックはダメですか?」

 

大学生を対象に就活セミナーやビジネスマナーセミナーをしていると、最近こんな質問を受けるようになりました。

 

「就活の時に、なぜリュックはダメなのでしょうか?」

 

最近はビジネス用のリュックもあり、ビジネスパーソンがリュックで通勤している姿も珍しくありません。

 

自転車で通勤をする人や、子供さんを保育園に預けてから出勤をする人にとっては、リュックは大変重宝です。

 

では、会社員になってしまえば、リュックはいいのでしょうか?

 

◆TPOの3乗で自分をイメージデザインします

 

3つのTPOを掛け合わせ場に合う自分のスタイルをクリエイションしていきます。

 

どんな服装がその場にふさわしいかが明確になります。

TPOの3乗

Time・・・時間はどの時間帯か

 

Tread・・・業種業界はなにか

 

Trend・・・トレンドをどこに取り入れるか

Place・・・場所はどこか

 

Position ・・自分、または相手の地位、役職は何か

 

Performance・・費用対効果を考えてどれくらい投資するか

Occasion・・・どのようなシーンか(商談,契約、プレゼン)

 

Opportunity・・どのようなチャンスか(初対面、ビッグチャンス)

 

Originality・・個性、自分らしさがあるか

さて、就活セミナー時のこの質問の回答に、私はファッションカテゴリーでも説明をします。

 

服装にはそのシーンによって、ルールとマナーが存在します。

 

ビジネスフォーマル、ビジネス、ビジネスカジュアル、カジュアルの4つを頭に入れておくと、仕事や社会人としては良いでしょう。

 

(ビジネスのファッションカテゴリーについては次回に詳しく)

 

 

 

◆就活の基本スタイルは「ビジネス」

 

就活は、基本的には「ビジネススタイル」で。

 

よくマナー本に書かれている、ビジネスの服装をイメージして下さい。

 

男女とも、上下同素材、同色のスーツがベスト。

 

持ち物、小物・・・靴や靴下、メガネ、時計、ベルト、バック類は、「ビジネス仕様」を心掛けると間違いありません。

 

 

 

面接時には「平服で、自由な服装で」と指定されることがあります。

 

この時は「ビジネスカジュアル」です。きちんと感を残しつつ、その職種にあった若干トーンダウンした装いです。

 

ですので、私は、「ジャケットは羽織れるようにしておく」ことを伝えています。

 

業界によってはTシャツとコットンパンツが適している。そこにそれに合ったジャケットを羽織っていくのです。

 

女性なら、ワンピースにジャケット。今はやりの短めのパンツにもそれにあったジャケットを羽織っていくか用意していくといいです。

 

ジャケットは、羽織るだけでどんなビジネスシーンにも対応ができます。

 

 

 

この2つのシーンですが、ビジネスパーソンを意識するのであれば、A4サイズの書類をきちんと収納できる大きさをカタチのバックが基本です。

 

A4のブリーフケースのような形のものが最適だとお考えください。

 

A4の書類の端が丸まったり、折れたりさせないで持ち歩くことが必要とされるのです

 

 

 

◆就活では自分も相手も“安心できる”ことを優先に

 

ビジネスシーンでは、ここまでが「服装・身だしなみ」です。

 

「カジュアル」は会社のレクレーションやスポーツ大会の時の服装。

 

ジーンズやスポーツウエアなどで参加する場合です。

 

この時の小物類はカジュアル仕様、スポーツ仕様です。

 

腕にはダイバーウォッチ、靴はスニーカーやサンダル、バックはリュック、日除けの帽子やサングラスもOKです。

 

 

 

そう、リュックは「カジュアル・スポーツカジュアル」のカテゴリーなのです。

 

スーツスタイルに合うかというと、違和感があります。

 

就活はどこからみられて評価されているか気が抜けません。

 

であれば、服装は「ビジネス」にしてまとめておくのが、最も安心ではありませんか?

 

 

 

だから私は、「就活でもリュックはダメ!」と伝えています。

 

 

 

通勤でリュックを背負っているビジネスマンを見かけますが、日中営業で動いているスーツ姿のビジネスマンにリュックを背負っている人は見かけません。

 

おそらく、きちんとシーンに分けて使い分けているのではないでしょうか。