BLOSSOM通信

外見の重要性

3月ですね。
そろそろ新入社員の研修が始まります。
研修の中では、「好印象」の話をします。
誰だって、苦虫をつぶしたような顔より、優しい笑顔がいいと思うはずです。
手入れのしていないぼさぼさの髪で汚い顔をしているより、
ブラシの通ったつやつやの髪で清潔な顔の方が好ましいと思うのです。

もう20年も前に「人は見た目が9割」という言葉が流行り、納得度も高かった頃があります。
研修をしていても、今は20年前のようにすうっと相手には入っていかないのが、この「好印象」についてなのです。
価値観が変わってきているというか、流行が変わってきているというか、気にしなくなってきてマナーそのものが軽んじられているというか…愚痴にしてしまうとキリがありません(笑)

そんな時、福沢諭吉がこんなことを教えてくれました。

「顔色や表情を、いきいきと明るくすることは、人として大事なことである。
いつも苦虫を噛みつぶしたような顔をしていてはダメである。なぜなら人の表情は、家の門口と同じだからである。
多くの人と交際し、付き合うには、門口を清潔にして、相手が入りやすくすることが大切である。
ところが、人と広く交際したいのに、表情に気を使わず、偽君子の格言を信じて、渋い顔つきでいるのは、門口にガイコツをぶら下げ、玄関に棺桶を置いているようなものである。
これでは人は近づかなくなる」

これは、福沢諭吉が「学問ノススメ」の中で言っています。
人の印象は「外見が9割」、外見は大切だということです。

ちょっと比喩がスゴイけれど、納得!!

さすがは福沢諭吉。
ガイコツ、棺桶と刺激的な言葉が使われていますが、人の外見の大切さを見事に言い当てています。
それは単なる見てくれではなく、内面から滲み出てくる「外見」の重要性です。


明日からの研修でも使いたい説明です(笑)