BLOSSOM通信

同級生

年令を重ねると、“昔”のことを懐かしく想うことがよくあります。

一説には
「いい思い出は繰り返し思い出して、喜びを感じようとする心理が働いている」
などと言うこともありますが、
私は、それだけ人生のアルバムのページが増えたのだと思っています。
そして、少し大人になった分、
余裕を持って穏やかにそのアルバムをめくりたいものです。

高校を卒業して、もう何十年だったでしょう。
同級生の男子は、大学に行き、ビジネスマンになり、偉くなり、立派になっています。
そんな活躍している同級生の七光りを使えて、
私にはちょっとした“自慢”になっているような気がしています。

そういえば・・・
私がシングルマザーで、生命保険の外交をしていた時、
高校の同級生にも、助けてもらったことがありました。

こちらの勝手で、ただ同じクラスだったというだけで、
10年以上ぶりに友達の顔をして連絡を取った私に、
嫌な顔をせずに話を聞いてくれたり、考えてくれたりした人がいます。

「友達だよねっ!」みたいな高飛車な気持ちでいた自分が目に浮かびます。
感謝したかなぁ、あの頃…。
今は「友達という感覚でいてくれて嬉しい。友達でよかった」と思ってます。

今回は同じクラスだった“岸くん”が、札幌市の副市長になられたお祝いということで、
企画した席に、私も呼んでもらえました。
(ということで、財界さっぽろの「我ら同窓」というページにも載っています)

それぞれの人の、社会人としての軌跡があり、人生があり、
「すごいなぁ」と言うのが本音でした。
自分の同級生を尊敬できるのって、幸せなことです。

そんな同級生と一緒に過ごす時間。
あっという間に、青春に戻り、
薄くなった髪の毛や、出っ張ったお腹の向こうに、
学ランとセーラーの頃の、残像を見ながらの楽しい席となりました。

数十年ぶりに会った人と、こんなに話が尽きないものか、と驚きでもあります。
どんなに見た目が変わっても、年月が経過しても、
そこには高校生の私と彼らがいました。

時間と時間の経過を、こうして楽しく回顧できるのは幸せな事。
また、時間を共有したいと思いました。

最近は『おもいで』と言う言葉の感覚が、よ~く味わえるようになりました。

#同窓会 #札幌東高校 #おもいで