BLOSSOM通信

ブロッサム・・・原点を大事に!

企業様の研修のコーディネート、講師を始めて25年以上たちます。
ブロッサムを設立してもう14年です。

14年前、起業を考えて、「あれも出来る、これも出来る!」と鼻っ柱の強かった私に、
「得意な分野を強調していくのがいい。そうすると何をしている会社なのか、何をしたい会社なのかが、相手に伝わるから」と教えてくれたキャリアコンサルタントの仲間がいました。

私の会社「ブロッサム」は「ビジネスマナーを教える会社」です。

「ビジネスマナー」と一言で終わるのですが、
内容は果てしなく広く、深く、ゴールではなく課題が見えてくるのが「ビジネスマナー」なのです。

身だしなみや電話応対もあれば、コミュニケーション、リーダーシップもマナーのカテゴリーです。
ビジネス思考も、仕事の進め方も、今はやりのコーチングも、ビジネスマナーと言えます。
なぜなら
【ビジネスで必要なスキル、テクニック、そのベースとなる考え方全て】がビジネスマナーだと捉えています。そうでなければならないはずなのです。

ビジネスマナーと言えば、「電話応対」もその一つ。
・3コールで取りましょう。
・明るい声で応対しましょう。
・復唱しましょう。
・敬語はこうして使います。

そういう研修の場面が目に浮かびます。
ブロッサムも、そのような段階から教えます。
でも、実際は、その表面的な部分だけでなく、受答えの正確性や、解決の速さ、臨機応変さが必要です。

弊社は電話秘書サービスを利用しており、大変助かっています。
受答えは明るく、ことば使いも丁寧で、電話を受けてもらい、伝言メモをメールで送ってもらうサービス内容なので、満足です。
契約内容を100パーセント実施していただいています。感謝です。

「電話応対」100点です!と言いたいのですが、
実際には、弊社のお客様からは評価が低い時もあります。

・井島さんのスケジュールが全く把握できてないね。
・こちらが欲しい返答が返ってこない。何も会社の仕事がわかってないね、本当にブロッサムの人?
・事務的だね
等々です。きついですが、事実です。

お願いしている契約内容は問題ありませんが、(それ以上の質の高さもありますが)
基本のビジネスマナー『電話応対』が100点でも、実際のビジネスシーンでは満点にはなっていないということです。
ビジネスマナーはお客様のかゆい所に手が届くくらいでなくては、マナーではありません。
私の評価ではなく、お客様の評価や感じた印象が、私の会社のイメージであり、クオリティです。

ということは、場面を戻すと、
新入社員だけがビジネスマナーを習得すればよいということでは無く、
レベルと段階を組み合わせて、会社のクオリティをあげて行かなくてはならないのがビジネスマナーなのです。

新人の方以外に「ビジネスマナーの研修」というと、顔が迷惑そうに曇るのがわかります。
しかし、現実問題、ビジネスマナーを知らないのは若い人たちばかりではなく、40歳代も50歳代も、60歳代で、ビジネスマナーが曖昧な方が同じ数だけいるのが現実です。

世の中が便利になっていくと、また人に代わってコンピューター等の機械やシステムが仕事をするようになると、
ビジネスマナーなんて不要、人材の育成より性能の良い機械を導入する、そんな風潮も感じます。
本当でしょうか。私たち人間以上にキメの細かい仕事ができるものが本当にあるのでしょうか。

時代がいくら変わっても、良い人を集められたら、会社は発展します。
では、“良い人”って、どんな人なのでしょう?

資格や学歴だけではなく、もっと重要なモノ・コトを持っている人、できる人です。
ビジネスマナーを知っていて、それを実践できる人です。

そんな人材を育てたい!
だからブロッサムは「ビジネスマナーを教える会社」です。


懐かしい写真です。