BLOSSOM通信

“ネクタイ”だって物を言う

今村復興相の不適切な発言が問題となり、辞任をしたというニュースが出ている。

今村氏の非常識で自分の役割を把握していない発言・考えかたは、呆れるし、こちらの感情を逆撫でする。

「人は見ためが9割」という。
今、テレビドラマでも、そのような題名のドラマが始まったらしい。

私は10年以上も前に流行った「人は見た目が9割」の頃から
イメージコンサルタントとして、また接遇やビジネスマナーの研修にもその「見た目」の重要性を伝えてきた。
接遇も、ビジネスマナーも、言い方を変えると『常識』だと考えている。
私たちはその基準をしっかりとらえて自分にも相手にも周囲にも、常識のある、失礼ではない言動をしていく必要がある。

今回、テレビに映る
今村氏のネクタイが目に入った。
イヤーな感じで目に入った。

幸運にも、私のイメージコンサルタントの勉強は、大森ひとみ氏の元ですることができた。
大森氏は「外見力」という言葉を大事にし、
「説得力は“見た目”で決まる!」と教えてくれた。

そして、細かい男性の服装戦略の中の「ネクタイの意味」は、とても印象に残っているし、
私も自分の講座の中で、必ず伝える。
なぜなら男子のスーツ姿の中で、相手に一番強くメッセージを伝えるのがネクタイだからだ。
ネクタイの色とがらと自分の伝えたいメッセージを一致させることが、ポイントなのだ。

私もビジネスシーンで尊敬する人とお会いしたときは、まず、ネクタイの色と柄をチェックさえてもらっている。

結論から言うと
今回、あの不適切な発言の日も含め今村氏は非常におかしいネクタイをしている。
アニメの柄?


この柄はビジネスシーンではアウト!!
どんな心境であんな変な柄のネクタイを、自分のビジネスシーンで、しかも大勢の人に向けて自分の考えを話さなければならない日に、
わざわざ選んだのだろう?

アニメ柄のネクタイで、話す奴の話の内容を、聞く気にもなれない。
お笑いの芸人さんなら『ネタ』という意味のネクタイにもなるかもしれない。

政治にかかわること、自分の立場で物を言う時、
常識的に考える事が出来る男なら、あのアニメ柄のネクタイはあり得ない。

今村氏もおかしいが、有能な秘書たちも、そこには“非常識”しか持ち得なかったのだろうか。

たかがネクタイと言うなかれ。
その小さなアイテムさえ、“非常識な人が、
他の大きな言動が“常識的”なわけがない。

そう思い込んでしまう私だ。

そしてその今村氏の発言の侘びと更迭を伝える総理のネクタイも・・・・
ここは『誠実さ』を伝えるネクタイであるべきだろう。

赤っぽいネクタイをしめて、テレビ画面に映し出された総理を見て、微妙な納得をしてしまった。

最近は働き方も服装も「改革」という名の元「自由化」されているような気がしている。

それは「非常識化」ではないはず。「常識」は無くならないはずだ。

男性の背広の歴史は日本は浅い。
だからこそ、歴史の深い、長い、欧米に向けても失礼・違和感の無いように、きちんとすべきだと思う。

やはり人は見た目が9割なのだ。
そして、見た目を9割にする努力が必要なのではないだろうか。

#ネクタイ #今村復興大臣 #常識 #非常識