BLOSSOM通信

『愛』の力

人は愛してもらえていないと、人を愛することができないという。

自分がしてもらったことが『基準』、その基準で生きてしまうのだ。

産まれた時から愛され、信頼され、認められれば、オトナになった時、人を愛し、信頼し認めることが当たり前。

愛されたという自信があれば、多少のことも気分をコントロールして平常心を保つことができるのだ。

あなたはどう思いますか?

〇〇ハラスメント、本当に多い。

最近は、って言いたいですが、これって昔からあったような気もする。

パワハラ、セクハラ、モラハラ、マタハラなど。

そして、テレビドラマでは、「エイジハラスメント」が今日から始まるらしい。

『イジメ』にも相当する、精神的・肉体的苦痛を与える事、といえる。

昔は、

嫁が姑に重箱の隅をつつくようにあれこれ嫌みを言われたり、

部下が上司の理不尽な指示に従ったたり、

女性は男性の散歩うしろを歩いたり、

それなりに文句もあったけれど・・・

嫁は何とか姑に仕返しを考え、

部下はビール片手に上司の悪口を言い、

女性はその男性の稼ぎをうまく活かして結構へそくったり、

それなりに気分をコントロールすることができていたのかもしれない。

〇〇ハラスメント、なぜこんなにも、はびこってしまうのか。

一つは、ハラスメントをする側の問題かもしれない。

『自分は間違っていないが、相手がおかしい、間違っている』そんなものの見方しかできないのかもしれない。

『自分は間違っていない』…とても重い鎧を身に付けている。

『自分は間違ってはいけない』と常に聞こえているのかも。

だから相手が間違っていなくては、間違ってくれないと道理が合わなくなる。

そこで、「では、先手必勝で…」と、自分から吠えまくる。

小さな犬がやたら周りに対して必死に吠えまくっているように。

でもどうして?

う~ん、それが生きていく選択肢の大きな一つ。

この人は、自分もそうされて生きてきたのかもしれない。

親にも周囲の人にも、そして先輩や上司にも、いつもいつも威張られて、吠えられて、それが当たり前のように、生きてきたのかもしれない。

だから、その当たり前を、自分も同じように繰り返して行く。

きっと、いつも無意識に緊張していたはず。

緊張を支えて、精神的に自分を保つには、『自分は間違っていない、いや間違ってはいけない』なのだ。

このような人を、大きな愛で包み込んでくれる人が居たら、この人は違っていただろう。

『愛』を、本当の愛を感じることなく、生きてきたのかもしれない。

『愛』は優しさや思いやりを教えてくれるもの、そして、自信を与えてくれるもの。

もう一つは、ハラスメントを感じる側の問題。

『私ばかりが責められる』と受け取ってしまうのかもしれない。

『私はせめられる対象になりやすい』…そんな覚悟をどこかでしているのかも。

そして、その気持ちの裏には大きな不平・不満『いつか仕返ししてやる!』という感情も同時に芽生えているはず。

不満を爆発させる準備も兼ねて、より一層相手を恨めるように、憎めるように、一挙手一投足に神経をはるのかも。

そして、無意識のうちに、自分でもダメージを大きくすることに加担することになっている。

でもどうして?

う~ん、それが生きていく選択肢の大きな一つ。

この人は、そうすることで生きてきたのかもしれない。

親にも周囲の人にも、そして先輩や上司にも、いつもいつも必要以上に気を使い、小さくなって、それが当たり前のように、生きてきたのかもしれない。

だから、その当たり前を、まだ繰り返して行く。

きっと、いつも無意識に怯えていたはず。

その怯えに対し、精神的に自分を保つには、『自分は責められても言う事を聞いていた方がラク』なのだ。『責められる役が自分』といつしか納得するしかなかったのかもしれない。

このような人を、大きな愛で包み込んでくれる人が居たら、この人は違っていただろう。

『愛』を、本当の愛を感じることなく、生きてきたのかもしれない。

『愛』は安心やあたたかさを教えてくれるもの、そして、自分を好きにさせてくれるもの。

今からでも、もっと心に愛を持ちたい!

世の中の人がそう思ったら、何かが変わっていく大きなパワーになるはず。

実は愛を持つことは、とても簡単。

なぜなら、本当は人は愛を求めているし、愛を与えたいと思っているから。

誰かのために自分の愛を使いたいと思っているから。

そして、自分を一番に愛したい、大切にしたいと思っているから。

五感で自分を取り巻くことを感じてみることから、スタート!

晴れ渡った空の青さも

公園で遊ぶ子供の声も

道端で咲く花の香りも

おばさんにもらった飴の味も

そしてあなたを包む陽射しのあたたかさ
・・・こんなに周りは自分に愛を注いでくれている!

そんなアンテナが在ることを忘れはいないか、気づいてみたい。

さて、

〇〇ハラスメントに、落ち込んで、嫌な気分が続いている人もいるはず。

解決法は

「それはその人の問題で、私には関係がない!」と思う事。

ハラスメントをする人は、愛を求めているかわいそうな人。

愛をあげるか、それが出来ないのなら、放っておくこと。

「私の問題ではない」のです。

とはいえ、ハラスメントのケンマクというパワーは意外としぶといもの。

ためずに憂さ晴らしをすることがおススメ。

それでも私の場合は・・・復活までに36時間かかります(笑)

2015.7.9