BLOSSOM通信

「明日は、今日より、うんといい日になりますよーに。」

私の二匹の愛犬は、札幌市東区にある東麻生動物病院でお世話になっています。
 
「明日は、今日より、うんといい日になりますよ-に」
これは、病院のブログを通して、うちのわんこと私に発信していただいた応援メッセージです。
前回書いたように、『時間が止まった』状態の私でした。
 
愛犬を一人残し地方に仕事に出かけなければならない私に、愛犬が5時間近くかけゆっくり輸血をしている間も、携帯に様子を送ってくれたり、私の仕事を心配してくれたり・・・でした。
 
この病院の看板犬のテリーも今年に入って亡くなってしまい、私はBLOSSOM通信でも触れましたが、ブログを読みながらヒーヒー泣いてしまうほど、なんだか『死』は悲しいものだと思っています。
 
まして病院ですから、否応なく『死』と向き合う現実があるのでしょう。
 
【命の終わりをみつめるとき】と題されたブログには、何とも重いお話しが記されています。
 
人もペットも、家族という絆の元、受け入れがたい『死』の場面の周囲のあり方にも触れています。
 

命の終わりの現場で、うつむいていつのまにかいなくなってしまう若者達よ。

(原文のまま)

 
私と愛犬は幸いな事に、今回は『死』を免れましたが、心はものすごく痛かったです。
 
こちらの院長先生は、たくさんの動物の症例をみて命を救ってきた方で、病気や症状に対しての説明も非常に分かりやすく、しかも思いやりが伝わってきます。
奥さんは、そんなペットを抱える私たち家族の心のケアをしてくれました。
 
ほんとにほんわりした励ましなのです。
 
すごくすごく、萎える気持ちが救われました。
 
上手く言えませんが、一度、この病院の暖かくて、でも現実を見ているブログをご覧になってみてください。
  http://www.teriteri.net/index.html 
 
 
そして、ちょうどあの震災から1年。
今更ですが、耐えようのない痛みがあることを知りました。
 
瓦礫処理の事、風評被害の事、いろいろありますが、
同じ日本人、痛みや悲しみを分かち合う事も、忘れてはならない、また避けてはいけない、人として大切な事だと思えるのです・・・。

                             2012.3.24