BLOSSOM通信

「悩む」と「考える」そして「決める」の違い

ある日のやり取り・・・

「悩むことは悪い事じゃないと思いますっ!!」

私たちはたくさんたくさん悩み事を抱え、悩まずにはいられないときがある。
悩む抜けば、もしかしたら解決策が見つかるかもしれない。
だとしたら、悩むことは悪いことでは無く、問題解決や自己成長にも繋がる。

「悩まなくてもいいことは悩む必要がないの!何が悩みの種なの?!」と私。

悩む=考える、という意味に使っているのかな?
ニュアンスだが、
「悩む」という言葉は「どっちつかずで決められない、決めたくない」という雰囲気が感じられる。
「考える」という言葉には「必ず答えを出す、答えをだしたい」という踏ん切りがあるように思える。
だから私は「悩む」と「考える」を使い分けるようにしている。

「悩みますねぇ・・・」
「何を?」と私。
「どうするか???」
「いやいや、あなたはどうしたいの?」
「〇〇はやってみたいです」
「じゃあ、やる!って決断するだけなんじゃないの!?」
「え、でも・・悩みますぅ」
「だから何を?」
「え・・」

という会話をした。

多くの人は「悩む」という言葉を隠れみのにして「決断」の先延ばしをする。
そして「悩む」人はなぜか悩みの原因が明確ではない。

昔はハムレットが「生きるべきか、死ぬべきか・・・」と悩んでいた。
最近は「この会社をやめるべきか、やめずに我慢するべきか・・・」と
悩んでいる人も多い。
ランチタイムに「ラーメンにしようか、カレーにしようか、悩むぅ~」は可愛い。

これらは
悩みかもしれないが、悩む事でもない。
時間を費やし、頭痛を起こしながら、しかめっ面をしてまで悩む事ではないと思う。

『決断』一つで、グーンと前に行けることが殆どだ。
決めて腹を据えて、ドーンと構えたら、すっきりすることがたくさんある。

私は、
ビジネスでも、私生活でも、「悩む時間があるなら腹を決めてやってみる」ことを勧める。
やってみて違和感を感じたらやり直してみればいいだけ。
何もせずに悩んでいるくらいなら、決めて動いてみた方が建設的だ。

人が生きていくということは
「選択と決断」の連続という現実に対し、どう立ち向かっていくか。

悩むに値することか、
考えて決断すべきことか、
そこから振り返ることが必要なのかもしれないが・・・。

「選択と決断」は自分で歩く人生には当たりまえに襲ってくる。
もしか、そんな状況が無いとしたら、
自分の人生ではなく、誰かの人生に乗っかっているだけかもしれない。

「悩むことは悪いことじゃないと思います!!」

言い分は分からなくはないけど、
自分らしくない不満足な人生を歩いて、後で後悔をしないように!

#悩む #決断 #悩んでしまう事