BLOSSOM通信

「幸せになるため!」に生きるには

社員のメンタルヘルスやメンタルタフネスの講話をさせて頂いています。
時間は限られているのですが、
この現代を生きていくうえでは、知っておいた方がよいことなので、
熱心に耳を傾けてくれます。

人は何のために生きているのか、自分の人生を歩んでいくのか、というと、答えは一つに集約できます。
「幸せになるために!!」

人は幸せになるために必要なものを手に入れようと、日々頑張っているのです。

真面目で、責任感が強く、完璧主義な人ほど、よく頑張ってしまっています。
「頑張る」ということは、実は「心の緊張」です。
思い通りにならない現実・現状にイライラするから、
そのイライラから解放されるために、人は頑張るのです。

そして、自分の思い通りにならない現実・現状は、継続し始めると、不安や恐怖となりのしかかってくるのです。
だから、またそこで頑張ってしまうのが私たちなのです。
この「頑張る」は「もがいている」「おちこんでいる」という表現も出来そうです。
そう、悪循環のなかにはまりこんでしまっている状態かもしれませんね。

そして、心と体が、この悪循環についていけなくて悲鳴を上げた時、心の病気になってしまっているかもしれません。

人は誰しも幸せになることを望んでいます。
「幸せになりたい!!」ですよね。
ところが「幸せになりたい!」ということは、無意識に「(自分は)不幸なんだ」と認めていることでもあります。
「幸せになりたい」と言いながら、視点は「不幸なんだ」にいってしまっていませんか?

但し、この現実は当たり前の脳科学なんです。
ネガティブな部分があるからこそ、人は「そうならないように」努力し頑張れるのです。
不安や恐れを想定し、自己防衛をする手段が、頑張ることなのです。

大事なことは、現実をしっかり把握することです。
幸せになりたい!でも不幸!
自分がどんな時に幸せを感じているのか、
自分がどんな時、不幸だと考えてしまうのか・・・これを俯瞰して捉えることが重要なのです。

大きく、向かっていくゴールは「幸せになるため」ですが、
人の気分や感情は“ちょっとしたことで変化”しています。
昨日は不幸だとおもえた事が、今日は幸せだと感じることがあります。
昨日は「あぁ~あ」とため息をついたことが、今日は「ラッキー」と明るく笑えることがあるのです。

だから、
自分がどんな時に幸せを感じているのか、
自分がどんな時、不幸だと考えてしまうのか・・・これを俯瞰して捉えることが重要なのです。

これができるようになると、自分で自分の気分を落ち着かせる、コントロールすることができるようになります。

メンタルの強い人は、これがすばやくできる人と言えるでしょう。

社員のメンタルヘルスやメンタルタフネスの講話をさせて頂いています。
たくさんのストレスを抱えながら、この現代を生きていくには、
もっと「心理」を知ることが大事になってきているように感じています。