9月から始まった、ジョブスタートプログラムも、あっという間に1か月がたちました。
http://haa.athuman.com/pr/area_hokkaido/freshstart_2015/
最初の一か月の座学を担当させて頂き、
『社会人基礎力』『キャリアデザイン』『ビジネスマナー』等を教えてきました。
今回の研修生30名は、
協調性があり、行儀が良く、穏やかで、授業がすすめやすいと感じています。
反面、積極性にかけ、行動力が伴っていないようにも感じます。
「お~い!もっと反応してくれ~!!」と、たまに叫びたくなります(笑)
とはいえ、原則、とても素直で誠実で、良い若者ばかりです。
反応は薄いように感じても、それなりに、感じ取っていてくれている。
私の伝えたいポイントを、ちゃんと押さえてくれている。
今回は、ジョブスタートプログラムの研修生全体での、『合同研修』がちょうど一か月目をめどに行われました。
同じにスタートした120名が集まるのです。
前日、
「あなたたちが、一番輝いてみえると信じているから!!」
と願いを込めて、送り出しました。
私の最も力を入れている部分が「社会人としての自覚と行動」です。
視点を色々変えながら、「社会人としてどうするとよいか」「社会人の意識とは何か」等々をしつこいくらい伝えています。
その際には、『物事は、必ず両面があって存在する』という者の捉え方を教えます。
例えば、
リーダーが活躍するためには、それを支える人があってこそ。
リーダーとして積極的に行動すると、確かに目立つが、リーダーシップをとれる土台となる信頼がない人には、リーダーはできない事、そして、リーダーが偉いのではなく、フォロワーがしっかりしているからこそ、リーダーが存在する、ということを知ってもらいます。
たまにお説教じみているかな…と反省しつつも、やはり私はパワフルに声がかすれるまで、熱弁をふるいます。
さて、そんなこんなの『合同研修』の報告を受けました。
・笑顔を大事に意識していたのは、自分達だったと思う。
・グループ討議に積極的に参加し、役割を意識したのは、自分達だったと思う。
・一番、礼儀やマナーがしっかり身についていたのは、自分達だったと思う。
等々、自己肯定且つ本当に現実を見ての、フィードバックだと、担当者からも教えられました。
少なくても「自分たちが良い!」と胸を張って言えることは、素晴らしいことです。
そして、本当に彼らは、自分たちの成長を実感したようです。
おそらく、私に嫌みたらたら言われていると、感じていたことでしょう。
これが何の役に立つのかと、苛立ちもあったと思います。
一か月の時間が、果たしてどれだけの効果をもたらすものなのか、不安と疑問があったに違いありません。
だから、良かったです!!
「自分たちが、とてもよかった!」と笑顔で言えること!!!
座学もやっと半分。
これから現場で使えるスキルに磨きをかけ、11月の職場実習に焦点を当てていきます。
私の青春時代に比べ、就職することも、お金を得ることも、また職位をあげることも大変な時代のような気もします。
そして、人は与えられた環境や状況に対し、ベストを尽くしていくのが、それぞれの“時代に生きること”です。
そして、どんな時でも、
『自分のしていることは、こんな意図がある。だから胸を張るんだ!』と前を見て生きていけたらいいのだと思っています。
そして、それを、私は教えたい・・・。
2014.10.3