座学の後半3日間を担当させて頂いた。
30才未満の若者たちが、今までの経験を活かし、次のステップへと向かっている。
約2か月間のうちの3日間という、何とも切ない期間ではあるが、
私が教えることができること、教えたいことを伝える。
座学の、メリットは、じっくり頭で考えられる時間が与えられること。
あれやこれや、経験と想定と妄想を交えながら、『考える』ことが出来る。
座学のデメリットは、知識習得で満足しがちなところだと考えている。
分かっていることが、行動できることではない。
分かっていることを、行動に移すのは容易ではないし、細かい部分の見落としに気付けない。
3日間で、その部分を教えたかった。
行動に移すためには、どうしたらいいのか。
何をどう考えたらいいのか。
足を一歩踏み出す、その方法をつかませたい。
“なんと嫌みなオバサン!”と映ったかもしれない。(狙いでもある)
“やたら暑苦しいオバサン!”と感じたかもしれない。(これは当然)
初日、こちらを見ようとしなかった目が、3日目は全てこちらに向く。
食い入るように見る研修生も居る。
“嫌みで暑苦しいオバサン”が、“先生”に変身する。
最高の手ごたえを受け取る。
・・・・と自己肯定している。
たった3日間でも、私の大切な愛する教え子になってくれた。
『なってくれた!』のだ。
私の魔法では、決してない。でも・・・決して解けることのない魔法をかけたことにしておこう!!
2014.10.10