ヒューマンアカデミーの社会人スクールの心理を担当して、たくさんの方と出逢い影響し合うことができました。
これは、ヒューマンアカデミーという環境があったからだと、感謝しています。
さて、実は、
私は“人に生意気な顔をして教える”のが好きです。
それをするために貪欲に学んだり、自分の感性を高めようと意識するのが、自分の『生きてる証拠 』だと思っているかもしれません。
小学校5年になる頃に、小樽から札幌に引越し転校しました。
母の結婚が背景にあり、姓が変わり、しかも生まれて初めての父親や姉妹の存在に、嬉しいというより心を塞いでいた頃です。
うつ向いて母に連れられて新しい学校へ向かった4月に新学期。
担任の先生は水崎先生という穏やかで優しそうな男の先生でした。
毎朝、先生は皆に、自宅で飼っているチャボの話や小さい息子さんの話や…教科書以外の話をたくさんしてくれました。
しかも面白く、一生懸命に。
あっという間に30分や1時間が過ぎて行きました。
そしてその水崎先生の話にいつも引き込まれ、私の心が和んでいくのを感じていました。
今思い出すと、たわいの無い…チャボが卵を産んだので嬉しかったとか、チャボが産まれたときの殻を破った雛の可愛らしさとか、子供さんが風邪で熱を出してとても心配で見まもったとか…
だけど下を向いていた顔が、先生の話を聞きたくて上を向いてしまいます。
先生の気持ちや考え方、人柄がぐんぐん伝わってきたのです。
子供心に、こんなに何に対しても熱く語る人を初めて見たので、びっくりして,そして感動したんだと思います。
先生は器がでかい、というか、懐が深い 、というか、とても物知り、というか…とにかく心地よかった。
色々なことをいろいろな角度から気づかせてもらった。
そう、
今の私のルーツにしている人です。
悔しいことに、私は水崎先生のような器は無いので、少しでも近づきたくて興味のあることをインプットしています。
そして自分が「こりゃいい!」と思ったことを、人に伝えている。
そんな毎日の繰り返しをしながら、水崎先生の後姿を追っていたのかもしれません。
それが私の『生きてる証拠』
今回ヒューマンアカデミーの2013年度上期の優秀講師賞を頂いたのですが、好きなことをやらせてもらって、それが認めてもらえることと重なったっということが、嬉しいです!
教えることは責任があることと、わかっているので、実は陰では努力というか勉強しています。
とはいえ、大きな差が歴然と現れるわけでは無く、どちらかというと漢方薬のようにあとからじわじわ効き目を感じてもらえる程度なのかなぁと思っています。
でももし、私の漢方の効き目を感じてもらっての今回の受賞だとしたら、更に更に嬉しい!
私はヒューマンアカデミーに、「NLPを勉強したいのだけれど…」と迷われている方と体験レッスンを通して話しをします。
勿論NLPを含めた心理学への疑問を解決し、学ぶ意味を訴え、最後に必ず伝えることがあります。
「トレーナーが誰か、誰に伝えてもらいたいか、が大事!
あなたと気の合う人がいいかもしれないです。
そしてそれ以上に、そのトレーナーが如何にNLPが大好きで楽しんで教えているかが重要だと思いますよ!」って!!
これからも胸張ってそう言い切れるように、精進しましょう。
今回の優秀講師賞から、そんな意味も感じています。
なんか、久しぶりに、
水崎先生のプチドヤ顔を思い出しました(笑)