マナー豆知識

取引先を訪問するときのマナー

外勤の人はもちろん、内勤の人が取引先を訪問する場合、マナーが気になることも多いでしょう。今回はごく基本的なことからおさらいしましょう。

 マナーは実際に訪問先に着く前から始まっています。初めて訪問する場合は特に、場所や交通機関を事前にしっかり調べておきましょう。想像以上に所要時間がかかる場合もあります。

 約束の時間には、5分前からジャストタイムで着くのがベストです。それ以上早く着いたら、時間をつぶしてまつのがベター。逆に遅れそうな場合は電話連絡を。「遅れそうだけど間に合うかも・・・」という場合でも連絡しておけば、安心です。連絡は、どの程度遅れるかを明確に「5分ほど渋滞で遅れます」などと簡潔にし、長々と理由を話さないようにして。

 到着したら、受付の前に上着を脱ぎ、名乗った上で何時に誰と約束しているか告げましょう。取り次ぎを待つ間は、次に来る人の邪魔にならないようにし、キョロキョロせず待ちましょう。相手が来る前に応接などに通され、席を勧められたら座って待っていても構いません。相手が着たら立ち上がってあいさつをし、名刺交換する場合はテーブルをまたがない位置に移動して交換しましょう。万が一名刺を忘れた場合、忘れたとは言わずに「申し訳ありませんが切らしておりまして」と謝るのがマナーです。

 出された飲み物は勧められてからのみましょう。

商談中はタイミングを失うこともありますが、勧められたら口を付けるくらいはしたいものです。